何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

高い方の羽黒山に登ってきた

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山頂にある神社(おい)

GR IIIで撮影。Photoshop Elementsで縮小


 突然ですが羽黒山に登ってきました。といっても前に登った村山の小山ではありません。今度は庄内にある出羽三山の方です。
 場所は月山の北。琴のさんから東に行ったとこ(おい)。でも登ったのは有名な石段の方ではなくて、庄内町から三山合祭殿に至る通称「羽黒古道」です。こちらの道もけっこう前からその存在は知っていて気にはなっていたのですが、この度気が向いてようやく登ってきたのでありました。

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蜂子地区の登り口。月山だけは見えている。

 古道は立谷沢川のほとり、旧立川町の蜂子地区から登っていきます。「蜂子」の地名からも羽黒山とのゆかりの深さが伺えますが、そもそも羽黒修験はこの近辺で発祥したのだそうです。沿線には旧い石碑や石塔など、羽黒山とのつながりを示す史跡が点在しています。


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 道の存在は山形県でも永く忘れ去られていた感がありますが、近年地元での再評価と整備が進み、また歩けるようになっています。途中分岐がいくつかありますが、進むべき方向に「羽黒登山道」の看板が取り付けられているので、おおむね迷わず登ることができました。
 登山道は送電線の立谷沢線に沿っています。近所の板敷山や与蔵峠同様、鉄塔巡検路としてその命脈を保ってもいたのでしょう。

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「みはらしの丘」から見る庄内平野。板敷山の巡検路も見えた

 巡検路とはいえ、道中は見所満載です。史跡の数々はもちろん、今の時期ならではの山桜や水芭蕉が目を楽しませてくれます。圧巻は「みはらしの丘」と呼ばれる界隈です。庄内平野の広がりを見たときは、こんな風景を見られる場所が隠れていたのかと言葉を失いました。振り向けば土湯山に板敷山も望めます。


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残雪の林。上に見えるのは三山博物館。
こんな間近まで林が広がる

 古道は林道を横断したあたりで残雪に埋もれ、この近辺だけ非常に判りづらくなっていました。本来は霊祭殿に繋がっているらしいのですが、道がよくわからず、山頂に出るのにえらい苦労しました(おい)。


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 おもえば羽黒山に登ったのはかれこれ30年以上ぶりです。実際に立谷沢川のほとりから三山合祭殿まで歩いて行ってみると、本当に歩いて行けました(おい)。古道は至って静かで、県下屈指の観光地・羽黒山にまだこんな場所があったことも驚きです。羽黒山といったら車か石段で登るものだとばかりおもってましたので、なかなかに衝撃を受けます。荒井としては道が判っただけでも、羽黒山が身近に行ける場所になりました。
 心残りは、山頂手前の道が把握しきれなかったこと。雪が消えた時期に「答え合わせ」をしなければならないなと、再来を心に誓ったのでありました。
 一応、所要時間は上り約2時間、下りが1時間足らずでした。山頂手前で道を探して右往左往した分時間がかかってます。

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羽黒といったら琴のさん。限定担々麺で腹ごしらえだぜ。