何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

低い方の羽黒山に登ってきた

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羽黒と名の付く山は方々にあるみたいです。

 突然ですが羽黒山に登ってきました。といっても庄内にある出羽三山の方ではありません。村山市にある同じ名前の別の山です。
 場所は最上川の川っぱた。ここにも羽黒という山があるということはずいぶん前から知っていて気にはなっていたのですが、この度気が向いてようやく登ってきたのでありました。

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最上川美術館前の標柱。羽黒山と銘打つからには羽黒山に違いない。

 今回は東にある最上川美術館前からのルートで登ってきました。車も通れそうな砂利道をゆるやかに登っていくこと約20分、難なく山頂に到着です。2400段余りの石段はなく、五重塔がある方よりぐっと手軽に登れます(おい)。

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標高171.9m。山頂の羽黒神社。神社はこちらにもある。

 出羽三山同様、山頂には神社があり、なにがしかの信仰があっただろうことがうかがえます。山があるのは三ヶ瀬と隼の瀬に挟まれ最上川が180度に折れ曲がる「難所」。神社はかつての最上川舟運に携わる船頭たちからの崇敬が篤く、隼の瀬を抜けたらここに登って旅の無事を祈ったのだと伝わります。
 案内看板によれば、山頂は眺めが良いという評判でしたが、あいにく、茂る木立のおかげですっきり見通せるというほどではありませんでした。往時はもっと木も少なく、見晴らしも良かったのでしょう。なるほど、それなら川の様子を観察するならここはうってつけですし、船頭たちがこの山を深く信仰したというのはそういうことなのかと偲ばれました。
 山頂には現在三等三角点「羽黒山」が設置されてあります。有名な方にはありません(おい)。

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中腹から大淀方面を望む。現在はむしろこちらの方が眺めがいい(おい)

 なぜ羽黒山、という謎は分からずじまいでしたが、やはり三山合祭殿がある方と関係があるのかもしれません。こちらの羽黒神社の祭神は倉稲魂命で、出羽神社に祀られているのと同じ神様です。