JAさがえ西村山のもう一度食べたいアイス企画目当てで河北町のひな産直センター*1に行ったところ、「加賀れんこん(きんぴら風)」なるフレーバーを発見してしまったので、試さざるを得ませんでした。
加賀れんこんアイスは、JAさがえ西村山が去年からやっている47都道府県の特産品をアイスにしようという企画の一環で開発されたものです。こちらは石川県の特産品とのこと。
このシリーズではこれまで沖縄の黒糖とか長崎のビワとか千葉の落花生とか出してるんですが、どれも果物とか甘いものとか、アイスに合いそうなものばかりが続いてました。対して石川の名物として選ばれたのはレンコン。よりによって。根菜です。しかも冷蔵ショーケースのPOPには「きんぴら風味 辛いです」の一文が添えられ、否応なしに荒井を煽ってきやがります。通常何食べるかひとしきり迷うもんなんですが、もう即決。
食べてみるとPOPの警告(違)どおり、アイスは甘さとともに唐辛子の辛さを感じます。ミルクのこってりした甘さと唐辛子は意外と喧嘩しないので、アイス自体はおいしく食べられる部類です。しかし中にはブツ切りにされたレンコンの塊が。レンコンはサクッとするようなほっくりするような食感で、あぁ、これはまさに火を通したレンコンだ。しかもきんぴらレンコンだ、と(おい)。
通常、レンコンをお菓子にするならすり下ろして混ぜ込むだの、細かくして使うだの、素材になじませる努力をするものだとおもいます。しかしコレは違います。手渡されたアイスには、ところどころからブツ切りにされたレンコンの塊が頭を覗かせ、なじませようという努力は微塵も見られません。むしろ「レンコンだ!さぁ、食らいやがれ!」と挑発してやがります(おい)。なぜ、ブツ切りのままブチ込んだ!*2。
JAさがえ西村山は、これまでもナス漬け*3だの、ぶなかのか*4だの、玉こんだの、時折とち狂ったアイスを提供してきたのですが、その本気ぶりには毎度すがすがしささえおぼえます。JAさがえ西村山のアイスは基本どれもおいしいのですが、その上時にこういう楽しいものも食べさしてくれるところも、特に荒井のお気に入りなのであります。