何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「アルファベットパズル」

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 例によってこないだ打ち終わったプログラムネタ。今回はMファン89年5月号から「アルファベットパズル」です。


 畢竟、本作も文字当てゲームです。画面上に画像的に加工された文字が出てくるから正解を答えてね、というものです。この手のゲームは骨子がシンプルすぎるせいか、アイディアがものを言います。


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 本作では文字は四分割されたパーツとして提示されます。画面の上下左右からそれぞれのパーツが中央に向かって集まってくるので、合体する前にその文字が何であるか答えます。見事当たれば次の問題へ。早く答えるほど高得点で、正答を重ねるほどスコアが伸びます。答えられなかったり外れれば即ゲームオーバー。最終的なスコアの高さを競います。
 出題される文字はアルファベット26文字のどれか。どれも見慣れた文字でありながら、四分割されたものを制限時間内に頭の中で組み立てるのはなかなか混乱します。各パーツは上から順に色分けされてあります。色の順番は各問同じなので、これを覚えれば若干当てやすくなります。


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「M」か「H」か「W」か...判るかこれでそんなもん!(おい)


 ニクいのは、さらにひねりを加えているところ。提示される文字はアルファベット26文字だけですが、「フォント」が2種類ありまして、実質52問が出題される計算です。フォントは細字と太字の2種類。太字になると文字がつぶれるので、より判りづらくなります。一画面プログラムながらツボを押さえてあり、難易度もほどほどに難しい絶妙なライン。文字当てゲームの中でも本作は、一歩抜け出たものを備えています。