またMSXのプログラムを打ち終わったのでご紹介。今回はベーマガ86年8月号掲載のアクションゲーム「HYDE PARK」です。
タイトルからおわかりのように、本作は「ハイドライド」のパロディなんですが、内容はかなり違います。作者さんによれば、当時「ハイドライド」をクリアした勢いでマイキャラをジムにしたとのこと。内容は当時の人気テレビ番組「風雲たけし城」のアトラクションをゲーム化したと語っています*1。
主人公ジムこと「GIM」を操り、ゴールにたどり着けば面クリアです。黄色い地面は普通に歩けるところで、赤いところに乗ると勝手に下に滑ります。転がりながら降ってくる「岩」はお邪魔キャラ*2。ぶつかると少し下に落とされます。滑るなり岩に当たるなりで画面外に追い出されるとワンミスです。
赤いパネルは体当たりすると動かせます。また、特定の場所でパネルを動かすと有用なアイテムが現れます。これらを利用して、うまい具合に道を作っていけばいいのですが、実際は岩に邪魔されて道を踏み外し、赤いパネルの上に乗ってしまってズルズルと画面外に出てしまうとか、あらぬパネルを動かして道をふさいでしまうとかで、一筋縄ではいきません。岩の出現場所が乱数で決められることもあって、難易度はちょっと高め。ただし慣れれば1コインクリアは十分可能です。
面のバリエーションも豊富で、なかなかユニークなゲームなんですが、惜しむらくは全体的に詰めが甘いこと。特にキー反応の遅さや、ときどき動作が固まってしまうところを直すだけでもぐっと遊びやすくなると思います。