何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

樹上脱渋




たまたま迷いこんだ山道で、見捨てられた柿の木を発見した。
手を伸ばせばすぐ届くほどのところに実が
鈴生りになっていたので一つもいで喰ってみる。
渋いかと思いきや、種もなく甘かった。
どうやらなってから取る人もないまま長らく放置されたおかげで、
枝に付いたまま渋が抜けてしまったらしい。「熟柿」というやつだ。
今の時期、朝晩の寒さで凍ってシャーベット状になった熟柿は旨いとのこと。
機会があったら喰ってみようと思う。