何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「うそこばん」




日参サイト、Thunderboltさんとこのblog
倉庫番」を話題にしていたので、便乗してこんなネタを。
先日打ち込みが完了した徳間の「FOR MSXベスト50」より、こんなゲームをご紹介します。





倉庫番」のようですが「うそこばん」、
そのとおり本作は「倉庫番」をパロったパズルゲームでして、
ブロックをどかしつつ、迷路の中に散らばる小判を拾っていくという内容です。
題名はもちろん「倉庫番」のパロディという意味であり、
また「小判」にひっかけた駄洒落となっているわけです。
むしろこの題名を思いついたからこんなゲームを作ったのではないのかと。
さておき本作では、荷物を所定の位置に収める必要はないのですが、
そのかわり、プレイヤーは一度動きだすと壁にぶつかるまで止まれません。
ブロックを押していれば壁か他のブロックに突き当たるまで押し続けてしまいます。
うまく操作しないと、あらぬブロックを動かして、手詰まりになってしまいます。
救済措置として、スペースキーでブレーキが掛けられるのですが、
これを使うと「手数」のカウントが増えていきます。
手数は本作のスコアみたいなものですので、なるべく少ない方がいいというわけです。
パズルゲームとしてはかんたんで、ステージ数も全4面と少なめなので、
何度か遊べばすぐにクリアできるでしょう。





当時の打ち込みプログラムでは、パズルゲームはよく見かけるジャンルの一つでした。
アクションゲームほどシビアな操作性やリアルタイム処理を要求されないゆえ、
BASICでも作りやすかったことも一つの理由だったのではと思います。
特に「フラッピー」や「倉庫番」はルールがわかりやすかったゆえなのか、
模倣した作品や、亜流の作品が数多く作られたものでした。
いまだに「バルダーダッシュ」と「モールモール」が気になる荒井でした。