何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ミッドナイトチェイスパート1」やった




やりたいやりたいと永年念じていたのが天に通じたのか、
最近親切な方から「ミッドナイトチェイス」をいただきまして、
ようやく遊ぶ機会に恵まれました。TOSHIさんありがとうございます!
「ミッドナイトチェイス」*1は、以前拙blogでスクリーンショットを紹介したことのある
「ミッドナイトチェイスパート2」の前作でして、
ログイン86年3月号に掲載されたMSXアクションアドベンチャーゲームです。
製作は高原保法(たかはらやすのり)さんで、その後業界に入って
トゥルーラブストーリー」を作ったと伝わっています。





産業スパイとなり、某社社長の邸宅から重要機密書類を盗むというのが
「ミッドナイトチェイス」シリーズの内容なのですが、
「パート1」ではその前半、屋敷に忍び込むまでが描かれます。
プレイヤーは産業スパイになりかわり、様々なアイテム、アクション、コマンドを使い、
門番や番犬をかいくぐり、屋敷への侵入を目指すこととなります。
アドベンチャーゲームですが、コマンド選択や移動は
全てカーソル&スペースで可能で、お手軽かつ快適に遊べるようになってます。






本作の売りはなんと言っても、スムーズに動く大きなキャラクターでして、
キャラクターを動かし、様々なアクションを見るだけでも楽しいです。
もちろんそれだけではなく、柔軟な発想が必要な謎解きもなかなか巧くて、
一つ謎を解くと「なるほど、こうやって解くのか!」と唸らされます。
特に大きな見せ場である最後の「追走劇」はリアルタイムアドベンチャーの面目躍如、
アクション性の強いゲームシステムをよく活かしていると言えましょう。





無事屋敷に侵入すればゲームエンドとなります。
ログインでも指摘されていましたが、本作はかなり短くて、
解法を知っていれば10分程度で解けます。
また、コマンドを選択すれば適切なアイテムを自動的に使ってくれるため、
もっと試行錯誤を楽しみたいプレイヤーには物足りないかもしれません。
もちろん、楽しめることは言うまでもありませんが、
それに対する反省と解答は、屋敷内での捜索活動を描く
後編「パート2」で示されることとなるのでした。


ところであの番犬、エサをやらずとも解けたんですが、
やっておかないと何かあるのか、ご存じの方ご教示お願いいたします。

*1:便宜上「パート1」と呼びます。