何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

軽井沢越えを下見してきた




天気はあんまりよくなかったのですが、
かねがね気になっていた、軽井沢越えの様子を見に行ってきました。
軽井沢越えは、尾花沢市と宮城県加美町の間にある大分水嶺越えの峠です。
それよりはむしろ、銀山温泉の奥地にある峠と言った方が通りはいいでしょう。
古くは出羽仙台間の移動路として盛んに利用されまして、
延沢銀山で産出された銀もこの峠経由で移出されたと伝わっていますが、
明治期の関山峠・鍋越峠の整備により衰退し、現在に至ります。
峠の現況についてはあまり情報がないので、本格的に取材に行く前に、
ひとまず気軽に峠の様子を見てこようと、気軽に出かけた次第です。
ちなみに昼食は古勢起屋さんの特製尾花沢牛カレー。旨かったです。


峠道そのものは、廃道そのものなのですが、
道筋には遭難防止用のリボンなど結びつけられてあり、
迷うということはありませんでした。
最近は地元でもその歴史的価値が見直されているようですので、
おそらくは地元の有志がリボンを結びつけたのでしょう。
鞍部付近にある天沼を見た後、少々宮城側の道を
確かめたところで引き返してきました。
できれば宮城側にある軽井沢番所も見ておきたいところなんですが、
山形側から行くと道がわかりづらいところがあるので、
どうしたものかと思案してます。