何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

賀曽利さんとの湯巡りその五




「吉本」の次に天童の最上川温泉「ゆぴあ」、天童温泉「ふれあい荘」を巡った後、
ブログ仲間の「おかさん」がヤマハのセローで駆けつけてくれまして、
三人で関山峠を越え、作並へと向かいました。
入る予定だった岩並旅館は入浴料が高すぎて見送り、2年ほど前に新しくできた「都の湯」に入ります。
そして広瀬川左岸、広瀬体育館裏にある鳴合温泉「河鹿の湯」に入り、
愛子駅前まで行ったところで山形へととって返し、
天童の運動公園内にある荒谷温泉、山形市の大野目温泉と、次々に温泉を廻ったのでした。
大野目温泉でおかさんと別れた後、飯田の「ウェルサンピア山形」を目指しまして、
そこの中桜田温泉に入ったところで荒井も賀曽利さんと別れ、
二日にわたる湯巡りを終えたのでした。


この日入った温泉は全部で十湯、賀曽利さんからは
「二日連続で十湯達成ですね。これで荒井さんも『ダブル・十湯ラー』ですよ!」と、
称号までいただいてしまったのでありました。


荒井が日本一周をする際、賀曽利さんには大いに影響を受けたのですが、
今回の湯巡りでは、その舞台裏を少々覗いたような思いでした。
「生涯旅人」を名乗る鉄人の旅のやり方は、やはりそれでご飯を食べているだけあって、
とにかく猛烈で、熱心で、徹底的です。中途半端さがありません。
「一事を真面目に貫き通せば、それだけで唯一無比の存在となりうる。」
賀曽利さんの旅は、まさにそんなことを感じさせるものでした。


今回の湯巡りは、一生の記念となる出来事でした。
自分が憧れた先達とともに山形を巡り、その日本一周に参加することができたのですから。
賀曽利さんにはひとえにお礼を申し上げるばかりです。
それとこの旅で出会った、TAKAさんやおかさんをはじめとする、
旅人の方々にも、感謝するばかりです。
湯巡りという機会を得たことで、これまで自分が知らなかった、
様々な山形の姿を目にすることができました。
今回の旅は短いものではありましたが、新しい視点を得るものとなりました。
自分はまだまだ、見聞を広めなければなりません。