何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

山ズボン繕った

直して着るのがカッコイイとおもう

 先日、モンベルのすり切れた山ズボン*1のリペアが完了し、手元に戻ってきました。
 この山ズボンはイモ天が開業した頃、そこのモンベルさんで買ったものです。あるとき単車に乗った際、エンジンの熱で裾に穴を開けてしまってからも、自分でリペアパッチを当ててだましだまし着てました。しかし2、3年前、件の穴の開いたあたりがすり切れて裂けてきて、そろそろダメかとお払い箱行きとなっていました。
 ある日ぶん投げるつもりで手に取ってみたところ、すり切れた山ズボンが「まだまだ履けるんだぞ。もっと山に行かせろよ!」と言っているような気がしたので(おい)、ものは試しとモンベルに修繕を頼むことにしました。それが去年の12月のことでした。けっこう愛着あるんだよこの山ズボン…


 荒井が利用したのは店舗持ち込み。お店のカウンターに持っていくと、なんとその場で修理費のおおまかな見積もりを出してくれます。それを参考にしながらどこまで修理するか、想定外のダメージといった理由で予算を超える場合はどうするか等を決め、品物を預けます。その場でお店のスタッフさんと詳細な確認や打ち合わせができるので、安心して頼めました。

直してもらったベルトループ。直す前はもっとくたびれてました

 今回直してもらったのは二ヶ所。ひとつは穴が開いたところで、もうひとつはベルトループ。ベルトループも永年の使用ですり切れてたのです。
 それでリペアが終わりましたよと、こないだお店から連絡があったので、再びお店に行って品物を受け取ってきました。この間一ヶ月ほど。受付時、所要時間は4~6週間*2と説明を受けていたのですが、だいたいその通りに上がってきたかんじです。費用は新品当時に買った価格よりすこし安いくらい*3。穴を塞ぐだけならその半額くらいで済んだんですが、ベルトループの修理が同じかそれ以上かかりました(おい)。
 戻ってきたズボンを改めると、穴が開いたあたりは大きく切り取られ、かわりに同じ大きさの布できれいに継ぎが当てられています。上から別の布を当てて縫い付けるくらいかなとおもっていたら、想像以上に手がかかったものでした。ベルトループも新品同様。さすがメーカー修理です。これならまた心置きなく山で着られそうです。


 アウトドア用品メーカーはリペアに力を入れているところが多いです。無駄なく環境への負荷も軽い選択肢を推奨するのは、常日頃自然のお世話になって自然の中で遊ぶための道具を作っているメーカーならば当然、という思想が通底しているのです。
 ひとつのウェアを手入れしたり直したりしながら永く着るという潮流は、これからますます強くなっていくことでしょう。蘇った山ズボンには、まだまだ活躍してもらうつもりです。

*1:サウスリムパンツという正式名称があるらしいがおぼえてない

*2:繁忙期にはもっと時間がかかることもあるとか

*3:現在のモデルはけっこう値上がりしてます。