たびたびスクリーンショットは必要になるのに、そのわりにオープニングからエンディングまでの画像一式が手元になかったことと、解き方をひととおりおさらいしとこうということで、ここしばらく「アステカII太陽の神殿」やってました。
ゲームのくわしい説明は略。やったのは手持ちのMSX2版です。MSX2版は88版やX1版等とは展開や結末が若干違います。ですので88版に準拠した山下先生の攻略記事や、サターン版の攻略情報がフルには使えません。MSX2版を解くにはMSX2版の攻略情報が必要になるのです(泣)。
なにぶん30年ぶりのプレイなので、解き方はほとんど忘れてました。他の攻略サイトさんのお世話になってようやくクリア。買った当時、よくいちおうクリアできたもんだな(号泣)。
個人的に、MSX2版はあまりよい移植だとはおもっていません。30年ほど前にソフマップで中古で買ってクリアした際、88版と結末が違うことに唖然としたことをおぼえてます。
90年代直前まで、同じゲームでも機種ごとによって内容が多少変わることは、当たり前のことではありました。その理由の多くは、ハードのスペック差に起因するものでした。しかし開発者が「作り直すなら他機種とはひと味違うものにしよう。いや、しなければならない。」とでも思ったのか、移植版でやたらな改変をする例もよくあることだったのです。
もちろんそれでおもしろくなった作品もあります。しかしMSX2版「太陽の神殿」の変更点には、必然性が感じられません。ハードの性能差によるデフォルメや改作ではありませんし、よりおもしろくするための改良といったものでもないのです。
88版と同等の内容を再現できるであろうハードと環境において、わざわざ小手先のアレンジなど加える必要があったのか? 忠実な移植版が良いのに、「気を利かせたつもりで余計なことをするな」というのが一番の感想です(おい)。
ところでMSX2版はコンパイルが手がけた、という噂があります。しかし自分はこの説には懐疑的です。おそらく同社がファミコン版「太陽の神殿」を手がけたことと混同したのだろうとおもいます。少なくともコンパイル製だったら、もっと作りは良くなっただろうし、アレンジするにしてももっと面白く味付けしたはずですから!(おい)