何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

物理メディアに付加価値を付けたいと仰っていた

 先日KIRINJIの新譜を買いました。通常版でなく限定版の方です*1。限定版は歌詞カードが現代美術の作品のようなものになってます。1曲につき1枚、曲の雰囲気に合わせた素材や形、印刷やデザインであつらえられた歌詞カードが添えられており、よくあるCDのブックレットの体裁ではありません。
 取り回しはよくないんですが、一方特殊な形態に興味をそそられて一度は手に取ることは確かで、しっかり歌詞を読みながら聴いてしまいました。
 おもえばここ十数年、とっくり歌詞を見ながら音楽を聴いたことがあまりなかったような気がします。案外この形式は、歌詞を読ませるのに良い方法なのかもしれません。

*1:お目当ては特典のデモディスク