何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「階段を登ろう」

マイキャラには「黒卯下郎」って名前があるようですよ。

 レビューしてないゲームプログラムが溜まってます。その数多分20本くらい(泣)。というわけで本日はMファン90年12月号より「階段を登ろう」のご紹介。


 本作は固定画面のアクションゲームです。スタートすると階段の中ほどに放り出されます。上からは大岩がバウンドしながら転がってきます。足元からは矢が出たり引っ込んだりしています。どちらも当たれば即死です。タイミングを見て階段を上り下りし、こいつらをひたすら避け続けましょう。避け続けた時間の長さが得点です。「登ろう」と銘打つ割に、最上段に行っても何も起こりません(おい)。
 これが「岩だけ避ける」とか「矢だけ避ける」ゲームならば、そう難しくはありません。この両方を同時にさせるところが、本作の妙味です。


 このゲーム、なんとなくどこかで遊んだような気がするなと顧みたところ、おもいあたったのは「ドンキーコング」でした。
 かの宮本茂さんはゲームの面白さを「簡単にできるようなことを2つ同時にするとなかなか難しい。そこに面白さがある。」と、分析していました。このゲームの面白さはまさにそれ。上へ下へ移動しつつ、転がってくる物体をよけるという表面的な部分よりもむしろ、本質的な部分で「ドンキーコング」と共通するものがある、と言ってもよいかもしれません。
 参考に、宮本さんが件の発言をした記事を下に挙げときます。


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