何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

文殊山に登ってきた

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亀岡の公民館前から見る文殊山の図

GR III。PhotoShop Elementsで縮小


 高い山に登ったので今度は低い山に登りたくなります。というわけで文殊山に登ってきました。
 文殊山は高畠町にある山です。標高は522m。むしろ有名な亀岡文殊の裏山といった方がわかりやすいでしょう(おい)。去年文殊堂に行った際、山に登れる散策路の存在を知り、なんとなくチェックしていたところ、夏も終わって涼しくなってきたので、だったら行ってみようとあいなった次第です。
 山と溪谷社の分県登山ガイドにも載っていたりする山ですが、どういうわけか「やまがた百名山」には入っていません。

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リニューアルされた看板の図

 登り口は亀岡文殊の駐車場です。ちょうど先日リニューアルされたばかりの案内看板のところが入り口。そこから山頂までは1時間ほどの道のりとされてます。

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登山道の様子。若干藪っぽいが道自体は明瞭です。

 低山は意外と気が抜けません。この山はどうかなと臨んだところ、やはり案の定でした。登りが急なだけではなく、粘土がむき出しで非常に滑りやすい箇所が続出します。ただでさえ非常に狭い道は、左右から覆い被さるように灌木が茂ってますます歩きづらく、その上その茂みがウルシばかりなもんだからなおさら油断ができません。ある意味こないだの鳥海山より登りづらかったぜ(泣)。

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羽山権現と愛宕神社。寂れた感が漂うたたずまい。

 山の上の方にはお堂や祠などもありますが、どちらもやけに荒廃していて、妙に見捨てられた感が漂います(おい)。案内看板に示された「獅子岩」や「胎内くぐり跡」といった見どころも、現地に表示がなくてどれだかよくわかりません。全体的に「これだ」というインパクトに乏しく地味な印象で、「懐に亀岡文殊を抱く修験の山」という恰好のキャッチコピーがあるにもかかわらず、百名山に入っていないのはそういうことなんだろうなぁとおもいました(おい)。


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 山頂から愛宕神社に至る稜線の上からは、高畠中心部・糠野目や南陽方面の眺めがよいです。暑さや茂みに悩まされる夏よりも、気候や藪が落ち着く春先や晩秋に登るのがよさそうです。


 いちおうコースタイム。


10:54/亀岡文殊駐車場-10:57/薬師堂-11:27/稜線分岐-11:31-11:38/山頂-11:41/稜線分岐-11:45/愛宕神社-11:52-11:58/置賜盆地展望地-12:02/稜線分岐-12:33/亀岡文殊駐車場

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山喜さんで腹ごしらえ。こちらにも行ってきたぜ。