「アクションゲーム38」は一段落しましたが、いただいたリストはまだいろいろとあります。というわけで今回紹介するのは頂き物のリストから「うるとらべえごま」です。
ベーゴマ遊びはみなさんご存じでしょう。その後ベイブレードのように現代風のアレンジを加えてたびたびブームになったりするくらいですから、いつの世も男子の心をつかむものがあるのかもしれません。
ベーゴマのおもしろさは、勝った方が負けた方の独楽をぶんどれるという情け無用のルールと、カスタマイズして強い独楽を作ることにあります。しかしMSXのそんな長くもない打ち込みプログラムで、それだけの駆け引きが再現できるはずもありません。本作は二つのベーゴマがぶつかり合う様を眺められるというプログラムです。ゲームというより鑑賞プログラムですな。
実行すると二つの独楽が画面上に現れ、ひたすらぶつかり合います。独楽にはそれぞれ耐久力みたいなものがあって、ぶつかるたびに適宜減っていきます。どちらかがゼロになったら終了です。プレイヤーが介入する余地はなし。ただそれだけのプログラムなので、これはゲームなのかと訊かれたら違うと答えざるを得ませんが、二つの独楽が一定のリズムでぶつかり合う様は妙に引き込まれ、癒やされるものがあります。効果音やぶつかったときの火花などエフェクトに凝ってます。
本作もアスキーのポケットバンクシリーズ収録の作品とおもわれますが、出典の情報が一切ないので、どのシリーズに収められたが不明です。乞う情報(おい)