何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

秋葉山に登ってきた

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GR IIIで撮影。Photshop Elementsで縮小


 けっこう時間が経ってしまいましたが、先週のあたまに南陽市秋葉山に登ってきました。標高は561m。ちょうど近所のラーメン屋さんで喰いたいものがあったので、そのついでに登ってこられるだろうという算段です。


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 地理的には赤湯の北、宮内の東。鳥上坂をはさんで十分一山と対をなす位置にあります。おおよその場所はつかんでいるものの、まず登山口を探すためにひとしきり迷うことになりました(汗)。南陽は道が錯綜しているので、どの道がどこにつながっているのか分かりづらい印象があります。地形図を見ながらさまよった結果、宮内から吉野川を渡ってすぐのところにある向山公園に到着。ここに車を置き、登りはじめたのは12時少し前でした。登るなら、まずはこの向山公園を目印にするのがいちばんよさそうです...ていうか登山口探すのが一番大変だったよ!(おい)


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 登山道は東北自然歩道に指定されているらしく、ほうぼうに標柱があります。これを目印にしながら進んでいくことになります。入り口付近のため池のある十字路は、左が正解。曲がったところにある石造りの祠が、山頂への道であることを示しています。


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 件の祠を過ぎると、道はとたんに登山道らしくなります。祠から10分ほどで石鳥居のある一の山に到着。遠くから見ると、秋葉山は三つのピークが並んでいて、それぞれに一の山、二の山、三の山、と名前が付けられています。登頂するには、このピークを順に登っていくことになります。
 一の山からさらに10分ほどで、「秋葉山荘」のある二の山に到着。山小屋近くにある祠には、新元号が記されたばかりの幕が吊され、こまめに手に入っていることがうかがえました。


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 二の山の祠を過ぎると、道はいったん少し下り、小さな鞍部に至ります。ここから山頂までは急な登り。登山道のかたわらに咲く山ツツジが道中に彩りを添えてくれます。この日は初夏をおもわせる陽気で、少し歩くだけでも汗ばむほど。新緑の木々を日除けとしながら山頂を目指したのでありました。


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 そして鞍部から10分ほどの登りでいよいよ山頂・三の山に到着。山頂にも祠が鎮座しています。山の名前からするに、おそらくは秋葉神社なのでしょう。なんでも旧くはこの山頂からの眺めを基準に、ふもとの通りが整備されたのだそうですが、周囲には木が生い茂り、眺めはひらけませんでした。


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 登頂後、秋葉山荘前で茶を沸かして休憩。お茶請けはふもとの旭屋さんで仕入れたコロッケとメンチカツです。山小屋の前からは南西方面の眺めがよく、宮内の街並みや飯豊連峰が見渡せました。
 秋葉神社は火防の神です。この山を基準に通りが作られたという話からも、秋葉山は街づくりの基本となった山として大切にされてきたのでしょう。入り口付近で農家のおじちゃんに道を訊いたら、淀むことなく山小屋までの具体的な距離を教えてくれたのが印象に残りました。


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 ちなみに目当てのラーメン屋さんはまさかの本日休業で、見事に食いそびれました(泣)


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