何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

いなばーん

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 例によってこないだ打ちおわったプログラムのご紹介。今回もMファン89年1月号掲載「いなばーん」です。


 「因幡の白ウサギ」の神話は日本人なら一度は聞いたことがあるでしょう。ウサギがワニ*1をだまして沖に渡ろうとしたのがバレて、こっぴどい目に遭って困っていたところを、大国主命が助けてやったというやつ。本作はそれに着想を得たアクションゲームです。
 ウサギをあやつりワニの頭を飛び移りながら、どんどん右へ進んでいきましょう。踏み外したら海にまっさかさまでゲームオーバー。進んだ距離が得点です。ワニを踏んづけるとウサギは上へジャンプしますが、下からワニに激突するとダメージを食らって体力が減ってしまいます。体力がなくなってもゲームオーバーです。
 画面が非常に素っ気ないので、一見そんなおもしろそうに見えないのですが(おい)、やってみるとキャラクターはスピーディに動きますし、画面も軽やかにスクロールします。非常にテンポがよく、感触は存外に悪くありません。そして何より「いなばーん」というひねってんだかひねってないんだかよくわからない題名が秀逸。抜群のインパクトで、ゲームの内容を端的に表すのに成功してるとおもいます。

*1:サメらしいです