何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ラーフ」

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主人公の名は英語の「LAUGH」をもじったものらしい。

 例によって一画面プログラムはあっという間に入力が終わります。でもプレイとレビューが追いつかないだけ(おい)。
 というわけで本日もMSXプログラムネタ。Mファン90年5月号より「ラーフ」です。


 顔だけの丸い主人公ラーフを操り、フィールドを右へ右へと進み、ゴールを目指しましょう。画面は右から左へとスクロールします。フィールドにはところどころ穴が空いているので、ジャンプで飛び越えましょう。また、画面右からは敵キャラ・ラファットが近づいてきます。これも避けてやりましょう。穴に落ちたりラファットにぶつかると「いのち」こと体力が減ります。「いのち」が0になったらゲームオーバーです。ラファットは踏みつけて倒すこともできます。倒すと1点プラスなので、積極的に狙いに行きたいところです。


 このゲーム、遊んだ感じが何かに似ているとおもったら、かの「スーパーマリオブラザーズ」でした(おい)。ギミックの豊富さやステージのバラエティ、操作性、演出等々の面では比べるべくもありませんが、「ジャンプが肝の横スクロールプラットフォーマーアクション」という点はスーパーマリオと同じです。さらに一画面プログラムであるにもかかわらず、どんどん横へ突き進んでいくワクワク感、ジャンプで地形をかわす楽しさ、アクションで敵をやっつける気持ちよさ―すなわち横スクロールプラットフォーマーの魅力をしっかり盛り込んでいるのは驚愕に値します。


 作者さんのコメントによれば、当初パワーアップのないスーパーマリオだったのが、飛行機に変身できるようにしたところ「テグザー」みたいになって、それを改良した結果、この形になったのだとか。なかなかおもしろく遊べる作品です。