何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

最近入力しおえたプログラムいろいろ

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 プログラムの入力はあいかわらず続けてまして、入力と動作確認が終わったものが何本かたまったのでまとめてご紹介。どれもMファン88年12月号・89年1月号に掲載されたものです。


 1本目「アステロイド」。固定画面のヨッパライ風アクションゲームです。ヨッパライ操作で画面上に表示されてある敵の惑星にたどりつき、爆弾を仕掛けた後に母星に帰還すればクリアとなります。
 ヨッパライゲームは単調になりがちですが、本作ではリアルタイムに画面上に障害物が増えるとか、爆弾で敵の本星を破壊するといった要素を加え、単純にならないよう工夫がされています。ただしその分明快さや爽快感が減ったことも確かで、個人的には「単調な」ヨッパライゲームの方が性に合うような気もします。


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 2本目「サラでうす」は、MSX2のCOPY命令を使ったピープホールアクション。Mファンにいくつか登場した「ドットバイパー」シリーズの一本です。1ドットで表示される自機をうまく操り、「沙羅曼蛇」風に縦横が急に切り替わりながらスクロールするマップを切り抜けていくという内容。スクロールがトリッキーな上、自機の移動速度も頭に入れて操作しないと、すぐスクロールに取り残されてやられます。MSX2お得意のピープホール表示をうまく使ったゲームですが、難易度は高いです。


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 3本目「トライアングルオプション」も風変わりなアクションです。自機に追従して動く攻撃ユニットをぶつけて敵をやっつけるというものですが、攻撃ユニットの位置は、これまた自機に従って動くオプション二基と自機の描く三角形の重心に位置しまして、思い通りに動かすのは至難の業。このままならない操作が本作の見どころと言えましょう。


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 4本目「桂馬跳び」は将棋とも異なるパズル風ボードゲーム。二人のプレイヤーが交互に、「桂馬跳び」の動きに従い、盤面に石を打ちます。どこにも打てなくなった方が負け。「桂馬跳び」ではありますが、将棋の駒は一切登場せず、むしろ碁石を打ち合うといった趣があります。二人で遊ぶのはもちろん、2種類の思考ルーチンを備えたCOM対戦モードも完備なのがうれしいところです。


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 残る3本「2001:バトルラリー」「ATTACK NO.1」「バドミントン」はそれぞれ二人専用対戦ゲーム。「バトルラリー」は上下に二分割された画面で、ひとつの画面では敵車をよけ、別の画面では敵車にぶつけるという操作を同時にこなさなければならないというのがユニークです。
 ただし二人専用対戦ゲームは相手になってくれる人がいないので、本来の面白さがわからないのが残念だぜ(泣)、