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その昔カシオのキルビメーター付き腕時計MAP-100を持っていた頃。MAP-100は地図の上を転がすと距離が求められるだけでなく、縮尺や単位を変えたりといったことができるというオモシロモデルだったのですが、大学生時代に紛失するまで、結局その機能を使うことはほとんどありませんでした。当時は山歩きや地図読みにあまり興味がなかったということも一因ではあります*1。しかしそれ以上の問題は操作性でした。
腕時計の小さくて押しづらいボタンで全ての操作をするのははなはだ面倒くさいことでしたし、しかも腕時計に付いているボタンの数などたかが知れています。同じボタンに複数の機能が割り振られてたりしますから、どのモードでどのボタンがどの操作に対応しているのか分かりづらくて、説明書を見ながらでも使うのには手間取りました。さらに腕時計ですから、画面に表示できる情報の量などたかが知れています。あまりに使いづらくて、それゆえせっかくの機能も使うのが億劫になってしまったわけです。
基本的に腕時計はそんな操作しやすいもんじゃありません。スマホの使いやすさ・画面の見やすさ・利便性は、多少の携帯性の悪さを補ってはるかに余りあるものです。ですからそんなところに携帯性ぐらいしか勝るところのない「多機能時計」を持ってこられても、果たして、という気がします。
*1:まだ高校生だったもんな。