最近山歩きをしてないので、どこか登りたくなって、杢蔵山に登ってきました。時期なのでヤマルリトラノオが見られるかと思ったんですが、今年は陽気のおかげで開花が早く、ほんのちょっと残ってるくらいでした。なんでも盛りは毎年7月24・25・26日、ちょうど新庄祭の一月ぐらい前なのだとか。
夏は意外と天気に恵まれません。雨は降っておらずとも、空気は濁って見通しが悪く、山頂付近もガスがかかったりで、新庄盆地の展望はおあずけでした。そのかわり今日はJRのツアー登山のスタッフさん、湯沢から登りにいらした登山客の方など、いろんな方に出会って話を伺うことができました。
山小屋では地元有志団体「新庄自然を愛する会」の方々が、掃除や保守点検作業の最中でした。杢蔵山は手入れが行き届いて楽しく登れる山だと評判が高いのですが、それはこうした地道で根強い活動があってのこと。杢蔵山の魅力が何に支えられているか垣間見た思いでした。
未知を求めて非日常の世界に飛び込んで、見聞を広めたり深める行為であるという点で、山のぼりとは「旅」なのだと思います。