またプログラムを打ち終わったのでご紹介。
今回もMマガプログラム、86年1月号掲載の「CHASE」です。
内容は固定画面の追いかけアクション。
エイリアンから逃げつつ画面内の旗をすべて集めることが目的です。
内容は本当にこれだけなので、あと書くことがありません(おい)。
何のひねりもないゲームなのですが、
密かにゲームアーツが作ってたりします。
Mマガに限らず、当時のアスキー系のパソコン雑誌では、
プロのソフトハウスやセミプロの投稿者に
プログラム制作を依頼することがしばしばありました。
ログインのプログラムオリンピックがいい例ですな。
Mマガでもそれは同じで、雑誌やMSXの活用法を提案する
冊子シリーズ「ポケットバンク」用に、しばしばゲームアーツに
プログラムを作ってもらっていました。
おそらく本作もそのように、プログラムの作例として
制作を依頼したものと思われます。
しかし今から見てみれば、プログラムの書き方はヒドいの一言。
内容に比して冗長なばかりか、整数型変数にはことごとく
変数型を示す記号「%」が付いており、非常に打ちづらいでした。
まぁ、愚直な書き方といったほうがいいのかもしれません。
MSXの場合、処理速度を稼ぐため整数型変数を使うというのは
わりと知られたテクニックなのですが、
多くは冒頭で「DEFINT」宣言をし、変数型の入力を省くのが常でした。
ゲームアーツほどのプロ集団がなぜこんな書き方をしたたのかは不明ですが、
飽くまで初心者の参考になるようにと、愚直な組み方をしたのかもしれません。