何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

作谷沢で鳥海山に登頂する




 思い立ったが吉日。前から気になっていた鳥海山に登ってきました。とはいえ秋田と山形の県境にあるあの鳥海山ではありません。山辺町にある同名の低山です。
 「鳥海山が二つある」ということは山形県民にはちょっと知られたことで、こちらの標高は531メートルほど。高い方の4分の1以下とたいへん登りやすくなっています。






 これが登り口。ブルーラインのかわりに林道が開通しているため、なんと車で山頂付近まで行けてしまいます。有名な方の鳥海山より凄いぜ(おい)。
 棚田で知られる大蕨地区のはずれから登っていきますが、まずは閉校してしまった旧鳥海小中学校を目印にすると判りやすいでしょう。







 山の歴史は古く、後三年の役の後、源義家がこの山で大物忌神社に奥羽平定を祈願したことに由来するのだそうです。
 山頂近辺には源義家がでかい方の鳥海山から勧請したという大物忌神社があります。あたりは展望台や四阿等が整備され、ピクニックコースとしてもよさそうなかんじ。案内によれば月山や山形市の展望が良いとのことでしたが、
今日はあいにく空気がよどみがちで、すっきりと拝めませんでした。
 山頂まで気軽に行けることがわかったので、天気が良い時を狙ってまた行ってみたいところです。






 ついでに近所で永らく気になっていた馬牽原の高原と鐙坂の様子も見てきました。馬牽原は西黒森山の北にある台地です。実際に行ってみたところそこにあったのは蕎麦畑。「アルプスの少女ハイジ」のように駆け回れるような状態ではないため、「高原」と呼ぶには妙に狭苦しいです(おい)。
 鐙坂は長谷堂合戦に縁のある道で、この馬牽原と県道17号線を結んでいます。


 作谷沢や県民の森のあたりは峠道や散策路に恵まれているので、一日居ても飽きませんな。