何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

昔取った杵柄です

1 自然発火する過程
 (1) 調理終了。高温状態(摂氏100度以上)の天かすを一ヶ所に集める
  (ざる等の容器に入れる)。
 (2) 天かすは、空気に触れる面積が大きく、酸化反応が促進され発熱する。
 (3) 集められた天かす内部の温度が上昇する。(放熱環境が悪い)
 (4) 天かすの温度が油の発火点を超えると発火する。
2 出火防止策
 (1) 天かすを大量に、一ヶ所に集めない。
 (2) 熱がこもるような容器には入れない。
 (通気性のよい容器を使用する。平たく置くなど、熱がこもりにくい方法で処理)
 (3) 調理場をはなれる、または天かすを捨てる際には、天かすが十分冷えているか確認する。

その昔スーパーで惣菜屋やってた頃。
揚げ物のかすは毎日大量に出るため、一斗缶に集めて廃油とともに
いつもどおり屋外の保管場所に置いていたら、冷え方が足りなくて
いつの間にやら煙が上がっていたなんてこともありました。
この記事を見て、一斗缶に集めてという保管方法は
発火しやすい条件が揃っていたのかと今さらながら知ったわけですが、
現在の惣菜屋さんはどんなふうに対処してるんでしょう。