何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

歳末TEIJIRO祭「CHOP&CHUP」「ぽわーん」「PAPA MONICA」

年の瀬も押し迫りましたが、今日も打ち終わったばかりの
TEIJIRO作品をご紹介。しかも3本立です。
大晦日の暇に任せて入力しまくったら、1日で三つも入力できてしまったぜ(おい)。





一本目「CHOP&CHUP」はおなじみCHOPシリーズのアクションゲーム。
プロポシェではなく姉妹誌「テクノポリス」に掲載されました。
内容はこれまでのCHOPシリーズを踏襲してますが、他と違うのは
「ホース」を伸ばしてアイテムを取るところ。
「CHOP&CHIP」の「連続して取る」という要素と
「CHOP&CHAP」の「袋で無効化」を合わせたアイディアとも言えるもので、
同じCHOPシリーズでありながら、他とはまた違った面白さが出ています。
ルールのひねり方がつくづく天才的ですな。





二本目「ぽわーん」は、これまでとうってかわってベーマガ89年9月号に掲載されたものです。
内容は変形「PONPON」とでも言うべきもの。画面がピープホール式になったほか、
爆弾で周囲のアイテムを消すというふうにルールが改められています。
そのおかげか「PONPON」よりだいぶ遊びやすくなってますので、
「PONPON」が苦手な人にもオススメです。
ベーマガ投稿作品はなぜか本名らしき名義で掲載されているのですが、
キャラクターと内容を一見するだけで、紛れもないTEIJIRO作品だと判るのはさすがです。





残る一本は「PAPA MONICA」はオーソドックスなパズルゲーム。
ベーマガ90年9月号掲載です。
押したら何かにぶつかるまで止まらないブロックを動かし、
同じマークのブロック同士をぶつけて消していきます。
そつない作りで手堅く遊べる良作ですが、あまりにオーソドックスであるがゆえ
編集部から「このパターンのパズルゲームは毎月山のように送られてくる。
そろそろこの手のパズルゲームからは卒業してはどうか。」と厳しい評価が付けられました。
本作は「さべるおぶしべら」や「Monochrome Venus」等と同じく、
TEIJIRO作品でも末期に近いものです。
作風について何か思うところや変化などがあったのかもしれません。


MSXユーザーにとって伝説的な存在のTEIJIROさんですが、
その近況については不明で、ネット上で本人が活動している形跡もありません。
さらに数年前には2ちゃんねる等で死亡説が囁かれたこともありました。
その真偽は不明ですが、どこかで元気でいらっしゃることを願うばかりです。