何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

また湯田川にタケノコを食いに行ってきた



GR DIGITAL IIIで撮影


ちょうど去年の今頃、友人TAKAさんと鶴岡の湯田川温泉
旬の名物湯田川孟宗を喰いに行ったのですが、その味が恋しくなって、
今年も湯田川に孟宗を喰いに行ったのでありました。
今回は去年お世話になったますや旅館さんの日帰り昼食プランを利用して、
筍づくし御膳を腹いっぱい食おうぜというちょっとぜいたくなもの。
去年はご厚意で貴重なお話とともに絶品の孟宗汁まで振る舞っていただいたわけですから、
ぜひ対価を払いたい、いえ、払わせてくださいとあの時から思っていたわけですよ。






ますやの若旦那さんによれば、今期は一気に生えてくるといったあんばいで、
収穫は例年以上に大変だった模様です。
一日180キロも掘る日が三日も続きましたよと、笑いながら仰ってくださいました。
掘るだけで終わりではなく、その後すかさず皮を剥いたり下ゆでしたりといった作業を経て、
その上に料理をするのですから、この時期の忙しさや大変さは推して知るべしです。
さらにこの時期に備えて1年がかりで竹林を手入れしていることを思えば、
大変な労力の上に湯田川孟宗が成り立っていることがうかがえます。
待ちに待った筍御膳は筍飯、タケノコサラダ、筍と胡瓜の和え物、
筍と鶏肉の煮物、筍の刺身、孟宗汁、筍ホイル焼きと、まさに筍づくし。
中でも掘ったばかりの新鮮なものでなければならない刺身は
以前から食べてみたいと思っていたもので、初めて喰った感動もひとしおでした。
サクサクとしてえぐみなく、口に広がる筍の風味にまさに旬を食べていると実感。
旨い筍料理の数々を平らげればもう満腹で、すっかり満足したのでありました。
ますやさんどうもごちそうさまでした!


若旦那さんによれば、今年の孟宗はもう終わりに近いとのこと。
予約は2週間ほど前にTAKAさんにお願いしていたのですが、
たまたまキャンセルが一件あったタイミングで予約を入れることができたそうで、
週末の土曜日に予約が取れたのは、全く運がよかったのだとか。
来年もぜひ食べに行きたいと、さっそく今から楽しみにしているところです。
もうちょっと早めに予約を入れることにして(笑)。