何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

湯田川に行ってきた2018

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 というわけで今年も毎年今の時期のお楽しみ、鶴岡市は湯田川に、名物の孟宗筍を喰いに行ってきました。今年は日程的に行けるかどうかわからなかったのですが、直前になってなんとか機会が作れそうだったので、行けるうちに行ってきたという寸法です。盟友TAKAさんは残念ながら都合により不参加。荒井の単独行とあいなりました。


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 今年の湯田川孟宗はわりと数が採れている様子です。温泉街入り口に近いJAの筍直売所は、ふだんなら昼頃には売り切れ必至で、これまでシャッターが開いているのを見たことがないのですが、なんと今年は昼の11時前でもまだ開業中。せっかくだからと一本買ってしまいました。どうやって喰えばいいんだ...


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 さておき、いつもこの時期孟宗定食を食べに行っている温泉街の食堂「多楽福」さんには、開店と同時に筍目当ての客がなだれ込み満員御礼です。荒井も開店直後に入店し、無事孟宗定食にありつけたのでありました。
 一人客だったからか、今回は座敷ではなくカウンター席での食事です。そこからは厨房の様子がよく見えました。筍飯に天ぷらに孟宗汁と、お店の皆さんがそれぞれの持ち場について、分担しながらあわただしく調理や配膳をしています。何度も喰っている孟宗定食はこんな具合に作られてたんだなと、ありがたく賞味したのでありました。


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 食後、孟宗竹の入ったビニール袋をぶら下げながら、温泉街を彷徨します。とりあえず最近開業したカフェ「フクモリ」さんに腰を据え、どの湯に入ろうかと思案した結果、無難に共同浴場の世話になることに決定。ただし今回はちょっと変わったところにしようと、「田の湯」に入ることにしたのでありました。


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 「田の湯」は温泉街の裏手にあります。入浴の受付をしているお店のおばちゃんによれば、源泉は正面湯と同じとのこと。ただし正面湯から少し離れている分湯温が若干ぬるめで長湯にいいそうで、ここにしか入らないという根強いファンもいるのだとか。
 「狭くて2~3人入るともういっぱい。来る人が少ないので電気は消してるから、入るときは自分で点けてね。」というおばちゃんの説明にますます地元の人御用達らしくていいぞと胸躍らせ入り口のドアをくぐり電気を付けると、おばちゃんの説明どおり狭い狭い。しかしそこが隠れ家的でたまりません。お湯は正面湯と同じですから泉質は抜群。湯田川温泉ならではの柔らかい湯を堪能します。男湯にいたのは荒井一人だけでしたが、隣の女湯からは物音が聞こえてきたので、やはりそれなりに入りに来る人がいるのでしょう。


 同じ所に行くのでも、「ちょっと目先を変えてみる」「いつもとすこし違うところに寄ってみる」というのは荒井の探索のテーマのひとつです。湯田川に先立って、金峯山にも登ってきたのですが、その話は明日ということで。