何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

富神山に登ってきた

前から気になっていた富神山(とかみやま)に登ってきました。
富神山は山形市の近郊、狐越街道こと県道17号線沿いにある低山です。
3つある登山道のうち、一番楽なコースを選んだのですが、
雨のおかげで最近山に行ってないものだから
すっかり体がなまっていて、激しく息が上がりました(泣)


名前は「戸神」とも「十日見」とも綴りまして、
その昔長谷堂合戦の際、直江兼続の軍勢がここから十日にわたって
山形城の様子を望もうとしたという伝説まであるのですが、
おそらくはそれ以前からある名前なのでしょう。
てっぺんには山神の碑や、江戸時代初頭に勧請された
秋葉大権現など祀られてまして、古くからの霊山だった様子です。
三角形の山容はピラミッドに例えられることが多いのですが、
ふもとの菅沢に古墳や環状列石などがあることを根拠に、本家のピラミッド同様、
古くは死者の霊が天に昇るための場所と信じられていたようです。


山頂からは山形市がよく見えまして、ここで展望を楽しみながらの昼餉としゃれ込みました。
喰ったのはカップ麺とほっともっとのおにぎりサンドという貧乏くさい献立でしたが
風景のいい場所での外飯は、それだけで楽しくなれるもんなのです。