何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

E野食卓2

かの飯野賢治さん直々のお願いとあっては聞かないわけにはいかんだろうということで、
さっそく「きみとぼくと立体。」を購入しました。
ルールの詳細や下馬評等は任天堂公式サイトや各種blogさんを見ていただくとして、
シンプルながらよく考えて作り込まれた良ゲームです。*1



ゲームとしてはいかに均衡が取れる場所を見つけ出し、ナイスプレイを続けて繰り出すかが味噌ですね。
クリアするだけならある程度の力押しも可能な一方、ハイスコア狙いでは美しいプレイが要求されるので、
気分転換がてらゆる〜く遊ぶこともできれば、美しいプレイを極める遊び方も可能な作りです。


自分が特に気に入ったのは、プレイ中の玩具的感触です。
Wiiリモコンを振ってニンゲを生みだし、置きたい場所を指示し、放り込む。
この一連の動作はコンピューターゲームというよりも、
むしろ将棋崩しやU-CASといった、バランス系のおもしろ玩具で遊んでる感覚なんですよね。
これほど直感的なプレイ感覚のコンピューターゲームというのは、なかなか見たことがありません。


そういや任天堂は、昔からアイディアおもちゃ作りの名手でもありました。
enoさんがWiiの性能と機能を活かして作った新しいアイディアおもちゃ、
それが「きみとぼくと立体。」なんでないかと思います。
「面白い」「つまらない」よりはむしろ、「好き」か「嫌い」かで評価される作品だと思いました。
自分は大いに気に入りましたぜ!

*1:「ナイトムーブ」「マーヴェラス」「はじまりの森」等々、昔から任天堂は優れたゲームをこっそり出したりするから全く油断できません。