何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

定価1冊1300円

最近古本屋さんサイトから、また本を取り寄せました。
一つはおなじみ「山形県歴史の道調査報告書 狐越街道」。
もう一つは「会津の峠」という本でして、上下巻で会津地方の峠を紹介しています。
この「会津の峠」、定価は上下巻とも各1300円なのですが、
けっこう珍しい本らしく、二つで10000円もの値段が付いてました(泣)
会津の峠を紹介する本なので、山形の峠についてあまり書かれてないのは当然なのですが、
「やまがたの峠」には含まれていない大峠をはじめ、会津と米沢を結ぶ峠についてページが割かれてたりします。
その他、山形の峠と同名の別の峠もいくつか収録されていますので、地名発祥などを調べる上でも参考にできそうです。
これもタネ本として大事に読むことにいたします。


もう一方の「歴史の道調査報告書」は、昭和50年代、各都道府県で文化庁の支援を受けてなされた
各地方の歴史ある道に関する調査の結果をまとめたものです。
山形県でも最上川舟運を筆頭に、奥の細道や六十里越街道といった道の調査がなされ、
全部で20冊を超える報告書にまとめられています。今回手に入れた「狐越街道」はその中の一冊です。
狐越街道は現在の県道17号線、主要地方道山形白鷹線の基礎となった道で、
白鷹丘陵を越えて山形市白鷹町を結んでいます。
名前の由来となった狐越峠は、白鷹山の北、山辺町の嶽原集落から白鷹町の中山に抜けるところにあります。
現在の県道は狐越峠を迂回していまして、狐越峠は林道として残っています。
周辺には白鷹山や県民の森、さらに最近整備された展望台や水場など、なかなか見所も多く、
荒井お気に入りの道の一つであります。それだけにこの本が入手できて喜んでます。