北海道・稚内駅から列車を乗り継ぎ、JR最南端の駅を目指し3000キロを4日間で旅する日本縦断ツアーをJR北海道が企画した。26日に、目的地の鹿児島・西大山駅に到着する第1陣には11〜87歳の44人が参加。ひたすら列車に揺られるだけの「マニア向け」のはずだったが、意外にも一般の中高年の人気を集めた。 「チャレンジ3124km!日本縦断の旅」は、「スーパー宗谷」(北海道)、新幹線の「はやて」(東日本)、「つばめ」(九州)などJR各社の「エース級」を乗り継ぐ。1人で参加すると総額13万6000円。 企画したのはJR北海道旭川支社の勝又康郎・販売グループ主席(35)。 「完全に鉄ちゃん(鉄道マニア)をターゲットにした企画」だったが、昨年11月に募集を始めると10日余りで50人が応募。増発を決めた。最終的には7都道県の90人が集まった。風景を楽しんでもらおうと夜行列車を使わなかったことが、日本縦断のロマンにひかれる一般客を呼び込んだ。 夫婦で参加した札幌市の近江弘治さん(67)は「いつかこんなぜいたくな旅をしてみたかった」。鹿児島県財部町の久木野誠一さん(70)夫婦と同町の茆原早準さん(69)夫婦は別々に申し込み車内でばったり。「みんな一度は日本縦断をやってみたいんだよ」と口をそろえた。
JR北海道で企画した日本縦断列車の旅に、予想以上の応募があったというお話。
四日間で稚内駅から西大山駅まで一気に駆け抜けるというあたりが、
なるほど鉄ちゃん向けではありますが、これはこれで痛快な縦断旅が楽しめそうです。
最後のご夫婦のお言葉「みんな一度は日本縦断をやってみたいんだよ。」はまさに至言。
日本一周を果たした荒井でも、やっぱり縦断旅には憧れてしまいます。