今週のお題「秋の味覚」
昨日、ひまわりラーメンというものをはじめて食べました。
山形県下一円に「ヤマザワ」という地場のスーパーマーケットがあります。大きい店舗にはその中に「ひまわり」という軽食コーナーがあったりします。そこで看板メニューとして提供されているのが「ひまわりラーメン」です。
山形県民には、激安ラーメンとして知られてまして、テレビ番組で紹介されたこともしばしばです。しかし例によって気になりつつも、これまで一度も食べる機会がなかったという。五十年近く山形県民やってきてるのに(おい)。
それが昨日、お目当てのお店に続けざまに振られて昼時も過ぎてしまった結果(泣)、そういやこれは食べたことがなかったし、前々から興味もあったし、通し営業やってそうだなと、ならば今こそその時だ、と一念発起した次第です。
スーパー併設の軽食コーナーですので、基本はセルフです。入口のレジで注文と引き換えに番号札をもらい、呼び出されたら丼を受け取って食べるというスタイル。箸やレンゲ、水等はカウンターに置いてあるので、必要に応じてここから持ってきます。食べ終わったら下膳口に返却です。ちなみに1杯450円+消費税。近年何度か値上がりしてますが、それでもいまだワンコインです。
受け取って驚きました。これはワンコインの丼顔ではありません。海苔・メンマやチャーシューといった定番の具に加えて、ワカメとゆで卵まで載ってます。これだけ載って、琴平荘の掛中華*1より安いんだぜ…
味は十分旨いのレベル。さすが名店ひしめきあう山形のプロのラーメン屋さんと比べるのは酷ですが、スーパー併設の軽食コーナーでこれが食べられるなら申し分ない水準。コスパは抜群です。
さらに驚くべきは、この一杯が一店舗のみならず、県下の主だったヤマザワで食べられるという事実です。おそらく使用している食材の多くは、ヤマザワ傘下の食品会社・サンコー食品*2で作ったものでしょう*3。この内容でこの安値が実現できるのは、グループ内で材料を大量に調達できるからだろうことは予想できます。
ある意味、「ラーメン王国」山形を代表する一杯でしょう。中京にスガキヤ、上越に8番らーめん、熊本に味千があるように、山形には軽食ひまわりがあったんだ!(おい)