何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「セイレーン」解いた

ラトクは主人公じゃないぞ!(おい)

 「は~りぃふぉっくす雪の魔王編」「ミッドナイトコマンダー」と来て、ここしばらくマイクロキャビンのネタが続きます。というわけでこないだ久々に「セイレーン」解きました。前にやったのが買った直後だからかれこれ30年ぶりくらい(おい)
 「セイレーン」はマイクロキャビン製のAVGです。生き別れになった妹クリスを探し求め、世界征服をもくろむ魔王パズルに挑む主人公プリルの冒険が描かれます。「は~りぃふぉっくす」の流れを汲む同社のファンタジーものAVGの系譜に属する作品であり、先日「雪の魔王編」を取り扱った関係で、ふたたびこちらもプレイしたのでありますが、かなり久々にやったおかげか、解き方や展開をあらかた忘れてました(おい)。

人間の少年がラトク。まさか「サーク」の主人公に収まるなんて。

 今遊ぶとなると、謎解き要素の少なさや、畢竟コマンド総当たり*1が効果的な解法になってしまっている大味さは否めません。それでも主人公プリルや相棒のラトク、時を司る四つ耳ウサギのポトムなどなどの個性的な登場キャラクターと独特の世界観には、短所を補って余る魅力と惹きつけられるものがあります。
 マイクロキャビンのファンタジーものオリジナルAVGは、残念ながらこの作品が最後となっています。しかしその路線はジャンルをRPGに変え、「サーク」シリーズへと引き継がれることとなりました。

狂言回し的な存在を担うポトム。最期の活躍が印象に残った

 「セイレーン」は音楽に凝ったゲームでもあります。しかしそれは88版の話。MSX2版はBGMがことごとくカットされたのが残念で残念で…(号泣)*2

*1:「セイレーン」はコマンド選択式を採用しています。

*2:ついでに頻繁なディスクアクセスでテンポが悪くなってるのもどうにかならなかったものなのか(泣)