何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「雪の魔王編」はじめました

マリさんのカワゆさはガチ(おい)

psyzans.com


 かなりひさびさに拙サイト「何とか庵」に新しい記事を追加しました。ひさびさの記事はマイクロキャビンの名作AVG「は~りぃふぉっくす雪の魔王編」の攻略記事です。
 「雪の魔王編」は、発売当時、兄が友人から借りてきたテープ版で遊んだのが最初です。その時はリードエラーのおかげで氷の城の入り口から先へ進めず、クリアを断念したのでありました(泣)。一生クリア画面を拝むこともないのかなとおもっていたその数年後、マイクロキャビンにまだROM版の在庫があることを知り、情熱が再燃。マイクロキャビンに現金書留*1を送って直接ソフトを取り寄せ、テープ版で果たせなかったクリアを達成し、無念を晴らしたという、荒井にとって想い出深い、因縁の作品であります。


 「雪の魔王編」は、発売当時から万人向けの作品であると評されています。改めてきっちり遊んでみると、ヒントがしっかり用意されていることに驚きました。不条理なのは当たり前、不親切さが当然だった80年代前半のAVGの中では相当に充実しています。テキストをきちんと読み解けば主要な謎は解けるようになっていて、なるほど確かに、当時のAVGではかなり遊びやすい作品です。
 山下章先生の「チャレアベ」シリーズを読むと、当時から遊びやすさや解きやすさに配慮した作品は高く評価されていたことに気づかされます。


 現在、「雪の魔王編」の明快な解法そのものを紹介したサイトや、クリアまでの手順を全て披露した動画は、ちょっとググれば数見つかります。その中でも荒井の記事は、「ヒントはいくらでも出すが答えそのものは教えない」という昔ながらのスタイルです。果たして今さらこんな記事に需要があるのかという気もしますが、自分お気に入りの作品であることと、やはり自分が読みたいのは昔ながらのスタイルの記事なので、あえて書いたという次第です。
 飽くまでゲームを遊ぶのはプレイヤーです。プレイヤーが考える余地は残しておきたいという方針は、山下先生の影響です。

*1:90年頃まで、現金書留による通販は当たり前でした。