何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

加茂坂峠に行ってきた久々

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加茂といったら水族館よりトンネルです(おい)

GR III。Photoshop Elementsで縮小


 加茂坂峠に行ってきました。
 今回の目的は、久々に古道の様子をデジカメに収めてくること。地元の歴史研究会による研究と整備の結果、現在、古道は「加茂坂古道」として、比較的容易に歩けるようになりました。前来たときは藪やら虫やらヒドそうだったのでやめといたのですが、頼まれ仕事で画像を集める必要が出てきて、ならばと行ってきた次第です。


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 主に整備されたのは、加茂側の古道です。主に旧隧道前から峠に至る道が整備され、標識や案内看板も立てられるなど、荒井が初めて来た頃に比べて各段にわかりやすくなってました。
 加茂坂峠は時代によっていくつかの道が整備されたり、近隣の登山道と接続しているおかげで、道が何本か錯綜しています。荒井がかつて歩いたのは相当に古い道で、鉄門海時代かそれ以前のものだったようです。
 通り抜けできるか試してみましたが、大山側は荒れ気味でした。中腹に盛大に茂る藪を目前に、無理はすまいと、途中で撤退してしまいました(おい)。もっとも、道跡はしっかりしているので、藪が落ち着けば十分歩けるでしょう。


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 それとは別に鉄竜海上人が整備した「新峠」が歩けるようになっていました。こちらの存在は荒井も初めて知るものです。旧峠よりもぐっと標高が低く、なるほど、ダイナマイトを工事に使ったというのもうなずけるものでした。
 ところでその地元の歴史研究会が、3年ほど前に加茂坂調査の結果をまとめた冊子を出していたことを知りました。いまからでも買えるかしら...


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