永らく気になっていた慈恩寺にはじめて行ってきました。
慈恩寺は寒河江にある古刹で、奈良時代の開基と伝わります。
近くは数え切れないほど通っているのですが、最近約20年ぶりに秘仏のご開帳があるというのでようやく見に行ったというわけです。
寺院というからには山寺立石寺のように山に分け入ったところにあるのかと思ってましたが、国道287号線のすぐそば、寒河江市立醍醐小学校の裏山みたいなところにあって、拍子抜けするほどすぐ行けます。
公開されている仏像はどれも造形的に凝ったもので見応えがあります。
おもえらく、仏像とは今で言うところの人気アニメキャラやスーパーヒーローのフィギュアみたいなものなのかもしれません。
カッコイイほどありがたみがあるとか、人気原型師の作品がもてはやされるとか、先人は案外そんな感覚で拝んでいたのかもしれません。
我々日本人の祖先は土偶の昔からフィギュアを作り続けていたのですから、その末裔が精巧なフィギュアを作れるのも当然かと思ったのでありました。
寺の裏山にはちょっとしたトレッキングコースがありまして、途中、眺めがいい公園もいくつかあります。個人的にはこのコースがけっこう気に入りました。