何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

神通峡に行ってきた


GR DIGITAL IIIで撮影


晴天に誘われ、神通峡に行ってきました。
神通峡は大江町の柳川と古寺地区を結ぶ4キロほどの遊歩道です。
もとは昭和初期に森林軌道として拓かれたもので、
林鉄廃止後遊歩道として整備され現在に至ります。
その売りは月布川が生み出す険しい渓谷と朝日連峰懐の豊かな森。
紅葉の名所として知られ、去年の秋にも訪ねていたのですが、
そのとき全線踏破できなかった心残りと「新緑の時期が最高」という評判に惹かれ、
新緑を楽しむなら5月のうちにということで、行ってきたというわけです。






平日にもかかわらず入口の駐車場には車が数台あり、歩道ではけっこう人の姿を見かけます。
中には歩きながら山菜狩りをしている方も。荒井はもっぱら写真を撮りながらです。
新緑の木漏れ日を見上げつつ、朝日連峰の雪解け水でかさを増した月布川を見おろしつつ、
ハルゼミか鳥の鳴声や瀬音に耳を傾けながら、全線4キロ楽しく歩いてきたのでありました。
紅葉の時期はどことなく寂しさが漂っていましたが、
初夏を迎える今の時期ははつらつとした活気に満ちあふれ、
秋とは異なる明るい雰囲気に包まれています。







帰りには永らく気になっていた柳川温泉と、
しばらく様子を見ていなかった坪景峠に寄ってきました
柳川温泉はわざわざ足を運んで入りに行ってもいいと思う趣。
坪景峠はしばらく見ないうちに峠を通る鉄塔が移転してました。
今の時期ともなると笹藪も深くなっており、中腹から先へ進むのは難しい状態です。
かわりに鉄塔の作業道路が整備されていたので、
こちらをたどって鞍部付近まで行ってきました。
峠付近からは変わらずに素晴らしい眺めが楽しめます。
直前に温泉に入ってたおかげで汗だくになりましたけど(笑)