何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「君も国会議員になろうぜゲーム」




 最近世間では解散が云々、選挙がどうのと言われているようですが、それはさておき、こんな時期に荒井が思い出したのはこんなゲームです。題して「君も国会議員になろうぜゲーム」。徳間書店テクノポリス83年6月号に掲載された選挙シミュレーションゲームです。前にスクリーンショットだけは紹介してますな。
 プレイヤーは国会議員候補者となり、あの手この手を使って当選を目指すという内容です。まずはタイトル画面に書かれたルールをよく読んでからゲームスタート。最初に所属政党を選ぶのですが、「社会党」や「民社党」という名前が時代を感じさせます。今なら社民党民主党といったところですか。さすがに真理党はありませんけど。
 とりあえず選挙公約はお小遣いの値上げと毎日のおやつをケーキにすることだ!





 所属政党を選ぶと、次は選挙カー、アルバイト、事務所にどれだけ費やすか訊いてきます。与えられた選挙資金の範囲内で、任意の金額を入力します。
 選挙で一番大事なのはなんと言っても清廉潔白誠実さ。私はやってない潔白だということで、至ってクリーンに選挙活動を進めます。世話になっている議員への根回しや有権者の買収もできますがもってのほか!
 というわけでいよいよ投票日となるわけですが...





 ...ものの見事に落選orz。
 その後何度かクリーンな選挙をやってみますが、ちっとも当選できません。このままではいつまで経っても当選できないぞと業を煮やし...





 当選するのに手段なんか選んでられっか! 巨額の根回しや贈賄をやりますと...





 あっさり当選しちゃったよ!
 このゲーム、ルールどおりに選挙を進めますと、まず当選はできません。
 選挙カーや事務所にいくらお金を掛けても、はっきり言って効果なし。アルバイトは数百人単位で雇わなければ意味が無く、そんな人数を雇うのは費用対効果からいって得策ではありません。つまりクリーンな選挙をやっていても、このゲームは決して当選できない仕様で、どうしても袖の下に頼らざるを得ないというわけです。
 当選すれば莫大な報酬が得られますが、すぐに次の選挙が始まって再選を果たすため、また大金を費やす羽目に。なるほど選挙は金食い虫、資金集めに苦労するわけですよ(泣)


 そんなこんなで選挙を繰り返していくわけですが、天知る地知る天網恢々疎にして漏らさず。





 やっぱりバレました。
 嗚呼、これで議員生命もおしまいだ! と己の運命をはかなんだ本名荒井代議士...





 拳銃自殺を図ったとさ。


 このゲーム、選挙違反をしない限り当選することはできない仕組みのようで、そんなこんなで違反を繰り返して当選したり落選したりを繰り返すと、結局警察のガサ入れで議員生命を絶たれるという結末(=ゲームオーバー)が待っています。
 ちなみにいつまで経っても当選できなければ拳銃自殺。さらに悪いときには違反発覚後拳銃自殺というパターンまでありまして、いずれにせよ、碌な結末は待っていないというわけです。
 この違反時のパトカーや拳銃のSEがやけによくできてまして、FOR〜NEXTループの作り出す間と相まって妙に怖いです。





 そんなこんなで選挙の悲哀が感じられる「君も国会議員になろうぜゲーム」。ゲームとしては無茶苦茶ですが、アイロニーエスプリの効いた怪作で、遊んでみる価値のあるゲームだと断言してしまいましょう。
 法律は守りましょうね!