何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

続・走ってねえだろ


芭蕉の蝉」を聞きに峠を越えて山寺へ走る。藩政時代には伊達家の湯治場が置かれた秋保温泉から名取川沿いに遡上、秋保大滝や姉妹滝、磐司岩などの名勝奇勝を楽しみながら二口峠を目指す。二口温泉からは山道になり道も狭いが、そよ風に葉うらをみせる若葉の頃と紅葉の秋が素晴らしい。車を降りて渓流に出てみるのもいい。閑さや岩にしみ入る蝉の声と詠まれた立石寺は垂直に切り立った崖の上にあり、我々は蝉の声を聞きながら登っていく。その岩はどれだろうかと思っているうちに堂塔があるところに出る。上から見る景色は山水画のようで、おそらく芭蕉もこのあたりに腰を下ろして、風の音の中に蝉の声を聞いたのではないか。



確かに二口峠は一見の価値がある紅葉の名所なのですが、先日山形側から様子を見に行った時には、県境までしか行けませんでした。
去年の秋は週末に限り全線通行できたようですが、今年は宮城側でまた崩落があった様子で、通り抜けはやっていない模様です。
それにしてもこの紹介文...そもそも同じ紹介文を使いまわすことに無理があります。
通り抜けできるかさえ不確かなところを通り抜け可能なように書いてあったり、
単なる「山道」では済まない未舗装区間があることに言及していなかったり、いったい何を考えているのかと。