何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

紅葉川渓谷に行ってきた

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 というわけで12時頃に寒河江日東ベストさんを後にする頃には、すっかり青空が広がっていました。このまま家に帰るのはもったいないしまだ時間もあるということで、前から気になっていた紅葉川渓谷に行ってくることにしたのでありました。
 紅葉川渓谷は山寺からさらに奥、二口峠ではなく、面白山高原に向かう途中にあります。立谷川支流の紅葉川沿いに4.5キロほどのトレッキングコースが整備されてまして、名前のとおり、秋の紅葉はそれは見物なのだとか。今を逃せば紅葉はまた来年までお預けでしょうしコザブさんのアイスも食いたかったので*1、だったら行くしかなかろうというわけですよ(おい)。


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 ちょうど紅葉シーズンの週末ということでこれまで見たことがない程ごった返す山寺中心部を尻目に面白山方面へ。同じ方向に向かう車がやたら多いので、同じことを考える人が多いんだろうなと山道を走ります。この区間は非常に狭く、何度か離合することになりました。
 かくして下流側のトレッキングコース入り口に到着。先客の車が何台か停まっている中、ちょうど一台分の駐車スペースが残っていたのでそこにパジェロミニを停め、さっそく渓谷へと向かいます。暗渠で仙山線の線路をくぐり仮設の階段を下りれば、そこはもう紅葉川です。


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 下りてみて驚愕。「こんなところがあったんが!」。広がる紅葉と渓谷美。紅葉川とはよく言ったものです。
 道は急峻な渓谷に沿って刻まれています。よくこんなところにトレイルを作ったもんだと感心しつつ、周りの紅葉や荒々しい岩、澄みきった流れ、数々の滝に彩られた奇勝が続く様を見れば、なるほど、ここに探勝道を作りたくなるのも当然だなと納得します。


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 道は人がすれ違うのも難しいほど狭いため、ところどころで道を譲ったり譲られたりしながらの道中です。紅葉の時期は人で混み合うので、一方通行にご協力下さいと入り口の看板には書かれてあるのですが、実際規制はされておらず両方から人が歩いてくるので、何度も譲り合うことになります。
 上の方からはときおり、列車の音が聞こえてきます。おもえば仙山線はこの渓谷のすぐ上を通っているのですが、谷底からは線路は見えないため、そばに線路があることがにわかに信じがたかったのでした。


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 藤花の滝が見えてくると、ゴールは間近。急斜面を登り車道に出れば、面白山高原駅は目の前です。駅前からは藤花の滝を一望できます。駅には何度か来ているはずなのですが、滝が見られるということはもちろん、滝があるということさえこれまで全く気付きませんでした(泣)。


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 渓谷は新緑の時期もよいでしょう。南面白山に登るついでに廻ってくるという楽しみ方もできそうです。ところどころ一服するのに良さそうな河原もあって、外飯にもうってつけなかんじ。来年はここであれこれ外遊びを試してみようと、さっそくたくらんでいます。

*1:気になってた柿とピーナツとお米タルトにありつけました。