何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

山形ではないんだが




田植の時期だからと、秋田県は象潟に行ってきました。
松尾芭蕉が「奥の細道」に書いた通り、潟に浮かぶ多数の小島の風景は、松島に引けをとらないと絶賛されたのですが、
その後地震によって隆起して、潟が陸地になってしまったという過去があります。


島々は現在も丘として田んぼの間に点在しているのですが、ちょうど田植で田んぼに水が張られるこの時期に限って、
かつての九十九島の面影が見られるというので、興味が湧いて見てきたというわけです。


蚶満寺で入場券を売っているおばちゃんによれば、
道の駅象潟の展望台からなら島の様子が見渡せますよということでしたので、
寺を見物したあと、早速行ってきました。
ちょっと時期が遅かったのか、田んぼは植わったばかりの苗で青々としていて、あんまり水面に浮かんでいるかんじはしませんでしたが
なるほど、水を張った田んぼの合間に、九十九島が浮かんでいます。
代搔きの時期は、もっと違った趣になるだろうので、また来年、もう少し早い時期に行ってみようかと思っています。


ついでに、今日は天気がよかったので、沖の方に飛島や男鹿半島さえ見渡すことができました。