何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

走ってねえだろ

fukenko2004-08-15

芭蕉の蝉」を聞きに峠を越えて山寺へ走る。藩政時代には伊達家の湯治場が置かれた秋保温泉から名取川沿いに遡上、秋保大滝や姉妹滝、磐司岩などの名勝奇勝を楽しみながら二口峠を目指す。二口温泉からは山道になり道も狭いが、そよ風に葉うらをみせる若葉の頃と紅葉の秋が素晴らしい。車を降りて渓流に出てみるのもいい。閑さや岩にしみ入る蝉の声と詠まれた立石寺は垂直に切り立った崖の上にあり、我々は蝉の声を聞きながら登っていく。その岩はどれだろうかと思っているうちに堂塔があるところに出る。上から見る景色は山水画のようで、おそらく芭蕉もこのあたりに腰を下ろして、風の音の中に蝉の声を聞いたのではないか。



残念ながら、二口峠はあいかわらず、通り抜け不可となってるんですが...
秋保側は磐司岩から少し行ったところでゲートで閉鎖されています
(仮に秋保が通れたとしても、県境と七滝の二ヶ所で閉鎖されている)。
「掲載の内容は変動します」で片づけられるような状態ではありません。
そもそもドライブコースとして、あの半分ダートになっている道を
RVでもSUVでもない四輪車で走って抜けられるのかと。


ちなみに画像は証拠写真、秋保側のゲートです。