2019年春卒業予定の大学生らに対する、企業の採用活動が本格化する中、世界を旅してきた学生を対象とする「旅人」の採用が脚光を浴びている。旅を通じて身に付けたチャレンジ精神やコミュニケーション能力に企業が着目。合同会社説明会も開かれた。「旅人」を募集するのは中小IT企業中心に50社程度だが、旅行や人材派遣、飲食、ブライダル業など大手も関心を持っており、新たな採用の対象として広がっていきそうだ。
旅をしたという経験が評価されることはよいことでしょうし、若い方が世界に目を向けるきっかけを得ることはすばらしいことなのですが、一方で採用する側は、旅人が全て活発でコミュ力抜群だとはおもわない方がよいです。えぇ、反例が荒井ですから!(号泣)*1。
旅が見聞を広め、人間を深め、人生を豊かにしてくれることは荒井の信ずるところですが、「旅をした人間だから何かできるだろう」と期待するのは、ちょっと違うようにおもわれます。
旅を成し遂げたからといって、レベルが上がっていきなり強くなるとか、魔法や役に立つスキルを覚えて大活躍とか、そういうことはありません。そういうものを身につける人は、やはりそれなりの努力をしているものなのですが、旅人全員が勇者ロトとか冒険家アドルさんだとは限らんのですよ...
旅とは生きる姿勢や態度のことです。具体的にどこか遠くの変わったところに行く、ということはその発露の一つでありますが、全てではありません。どうもそこをはき違えているのでないか、旅人に幻想を抱いていやしないか...と、この採用方法に、荒井はどこか違和感をおぼえてしまうのであります。
*1:まぁ、まだ世界を見てないけどな