何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ザ・忍」





例によって最近拙blogがやっつけだったのは、こいつを入力していたからです。
小学館「ポプコム」1986年6月号掲載の縦スクロールアクションゲーム「ザ・忍」という作品でして、
見てのとおり、忍者を操って敵やボスをやっつけるという内容です。
もちろんセガのあれとはまったく関係なし。
ゲーム自体は一周約5分と短めで、敵攻撃パターンも少なく、変化もなくて単調ですが、
マシン語ならではのスピード感と、ドラマティックな展開を狙おうとしたゲーム構成は好感度大です。
ボス敵竜姫(2枚目の画像)との戦闘が圧巻で、動いているところを見ると、
レトロPCユーザーなら、「おぉっ!」と驚くことでしょう。
ついでにマシン語がディスクワークエリアを侵食してるので、やっぱりテープ専用です。


リスト自体は、その昔友人から誌面をコピーしてもらっていたのですが、
全11ページというマシン語リストの長さに躊躇して、
打ち込みを決意するまで二十数年以上の時間を要するという始末(おい)。


当時、大作プログラムを入力するということは、非常にリスクの伴うことでした。
長大なリストを全て手入力しなければならないのはもちろん、デバグも当たり前。
さらに厄介なのは、誤植や落丁等、リスト自体に不備がある場合*1
入力してもきちんと動くかどうかは不確実で、
遊ぶためには、大海を泳いで渡るような作業が必要でありました。
大作プログラムを入力するには、覚悟を決めなければならなかったというわけです。


もちろん今回もOCRでズルをしたんですが、
コピーの画質が悪くて、OCRがまともに読んでくれないところが続出(泣)
まぁ、でも苦戦した甲斐あって無事に動いてくれたのでやれやれです。
リストをコピーしてくれた一史君、いまさらながら、ありがとう!

*1:こういう場合、翌月の号に訂正情報を載せ、フォローすることが大半だったが、時に載せ忘れることさえあった!