何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

修学旅行



荒井がいた田んぼの中高校だったか、別の高校だったか、かつて修学旅行に行けたのは女生徒のみという高校が、山形にはありました。
「長ずれば男はどこにでも行ける。しかるに女は家庭に入るからいずれ自由に出回れなくなる。だから若いうちに旅行に行く機会を作るべきだ。」
と、そんな理屈で女生徒のみを送り出していたのだそうですが、時代は変わって、それでは不公平だということになって、男子生徒も修学旅行に行くようになったのだそうです。


さらに時代は変わって、今や女性の方が盛んに旅行に行くようになりました。
一方で男はというと、仕事に追われてどこに行くにもままならない、あるいは遠くに行くのは出張ぐらいのもので、
羽根を休める暇もないということになってます。
「長ずれば男はどこにも行けなくなる。」 荒井にとっては、そちらの方が真実であるように思われます。