何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

続・世界観



ゲームにおける世界観の役割は、その設定世界に現実味を持たせること、「空気を匂わせる」ことだと思うので、
いちいち全てをつまびらかに語るのではなく、断片的に見せつつ残りを想像させる作品の方が荒井は好きです*1
全てを語るということは、逆に言えば世界の全てはそれだけということです。
明らかにするということは、想像の余地がなくなるということと紙一重です。
大事なのは何から何まで全てを語ることではなくて、悟らせること。
そういう意味で、言外に全てを悟らせる「NiGHTS*2」や「メタルブラック」は見事なものがありました。

*1:そういう理由で荒井は「英雄伝説III白き魔女」よりも「ハイドライド3」の方に世界の広がりを感じたりする。

*2:特に最終面の演出は必見。