何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

富神山に登ってきた2017

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 先日用事で出かけてきたのですが、近くを通りかかることがあったので、ひさびさに富神山に登ってきました。富神山は山形市の西、狐越街道こと県道17号線の入り口にある低山です。今回登ってきたのは西側から登るルート。距離こそ長いものの起伏が少なく、いちばん登りやすいコースです。
 山頂からは山形市街地が一望できることで知られます。千歳山同様、散歩がてら毎日のように登りに来る方もいるようで、山頂ではそうしたなじみのおじちゃんおばちゃんが談笑してました。所要時間は行きが20分で帰りが15分ほど。腹ごなしにちょうどいい行程でしたが、途中食べ頃の桑の実や木イチゴなんか見つけてつまんでたので、プラマイゼロだったか(おい)。

十何年分

 以前からの懸案ではあったのですが、この度一念発起して、資料として持っている観光パンフレットや書類などの整理に手をつけました。
 これまで全然片付けないまま、コンテナに一緒くたにブチこんで保管していたので、より分けるのにえらい苦労する羽目になってます。というわけでくたびれてるので今日のネタはこのへんでおわり(おい)


 ちなみにゲーム系の資料はどこに何があるかわかる程度に整理しながら保管してあります。日頃の整頓は重要です(泣)

ふたたび甑岳に登ってきた

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 というわけで先日おはなししたとおり、甑岳に登ってきました。甑岳は村山市にある山で、標高1015メートル。街の中心部楯岡の背後にあって村山市内どこからでも大きくよく見えるため、葉山と並ぶ村山市民の山として親しまれていることは、市の文化施設が「甑葉プラザ」の名を戴いていることからもよくわかります。荒井も6年前には、楯岡にほど近い幕井貯水池からのコースで登頂を果たしています。
 しかし今回登ってきたのはその幕井コースではなく、南の東根市から山頂に至るハチカ沢コースです(おい)。おもえばハチカ沢コースは登ってみようと10年以上前から何度か下見までしたにもかかわらず、まだ登ったことがありませんでした。今回一念発起して、ようやく行ってきたというわけです。


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 ハチカ沢コースは平成6年(1994年)、地元有志によって拓かれた、比較的新しいルートです。日塔川沿いより分岐した林道を上り詰めたところにあるきのこ園が登山口。きのこ園までは車で入れる上、案内看板もあるので、取り付きはわりといい方です。


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 9時に登山開始。きのこ園からはしばらく平場が続きますが、一ノ坂なる急登を越え、かつてハチカ沢山荘なる山小屋があった広場にさしかかれば本格的な登りの始まり。以降二ノ坂、三ノ坂、と急な坂がいくつも続きます。道はよく整備され快適そのもの。ところどころ標柱も立てられているので、現在地を見失う心配は少ないでしょう。


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 八つの急登を登りきると、東根と村山の境にあたる尾根に出ます。通称「防火線」。明治初期に山火事対策として土塁が築かれたのでその名があるのだとか。こんな工事をするのはやはり三島通庸あたりだろうかと気になりつつ、雑木林の中を進みます。
 このあたりは稜線上の鞍部にあたります。そのせいか熊の通り道にもなっているらしく、目撃情報もちらほらと。そういや去年、この近くの観音堂で熊が出たとニュースになってたなと先を急ぐと、これまでで一番きつそうな壁のような坂「苦楽ノ坂」に到着。ここが前半の山場です。


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 苦楽ノ坂を越えれば程なく幕井コースとの分岐が現れます。このあたりが中間地点。ここから先は以前登っているので、翁松や徳内坂など見覚えのある光景が続きます。
 傾斜もきつくなりますが、そのぶん登るほど展望も開けてきます。圧巻は徳内坂を登りきったところからの山形盆地の展望です。この日はそれなりに天気がよく、相対する葉山や月山はもちろん、南には先日登った大森山と水晶山、北西を見れば雲こそかかっていましたが、鳥海山のてっぺんもなんとなく姿を覗かせていました。


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 そして11時に山頂広場に到着。厳密には山頂はさらに10分ほど登ったところにあるのですが、眺めも雰囲気も断然広場の方が優れているので、ここをもって登頂としました。
 アルストで湯を沸かし、カップ麺をむさぼったところで下山開始。急な坂が多いので帰りは登り以上に気を遣います。まじめに下ったおかげか、山頂から1時間ほどでふたたびきのこ園に戻ってきたのでありました。


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 ハチカ沢コースは全行程が尾根道です。道中の大部分はナラやクリといった広葉樹のトンネル*1。そのため杉林が多い幕井コースよりも爽快な印象を受けます。急登も多いですが、終始楽しく歩けるコースです。
 ついでにきのこ園の建物の裏から見る風景もなかなかのものです。山に登らずとも、風景を見にここまで来てみるというのもわるくなさそうです。

*1:ウルシもほうぼうで見かけました。紅葉がきれいそうですが要注意です。

BAN BAN

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 こないだ入力済みのプログラムはまだいくつかあります。というわけで今回もMファン88年12月号掲載の1画面プログラム「BAN BAN」です。
 ひとことで言えば射的ゲームです。ランダムに出没する的に照準を合わせ、ビームでどんどん撃ち落としていきます。ただし照準の動きには慣性がかかります。ボタンを押しっぱなしにしているとあっというまに照準の移動スピードが上がってしまい、まともに狙いがつけられません。狙いどおりに動かすには慣れとコツが必要です。制限時間は1分。1分以内にできるだけ多くの的を撃ち落とし、ハイスコアを目指します。


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 照準の動きに慣性がかかる射的ゲームとして、MSX勃興期のプログラムポシェット作品「HACKER」があります。この二つを比較すると、演出や雰囲気は「HACKER」の方が上ですが、遊びやすさや中毒性では「BAN BAN」に一歩譲ります。
 「HACKER」では撃ち漏らした敵のバグがZ80Aに到達するとワンミスとなります。出現したバグはとにかく迅速に撃墜しなければなりません。巧くプレイしないとすぐにゲームオーバーになってしまいます。そのぶんプレイヤーは相当の緊張と負担を強いられます。
 一方で「BAN BAN」は制限時間内にどれだけ的に命中したかを競うゲームです。敵を撃ち漏らしてもミスにはなりません。テンポのよさとミスに対する緩さゆえ、プレイ時のストレスが溜まらないのが違いであり、ゲームの性格の差となっているように思われます。

葉山はよく見えました

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 ひさびさに甑岳に登ってきました。前に登ったのが2011年なので6年前。わりと昔なのか意外と近年だったのか。今回は前回の幕井コースではなく、かねてから気になっていたハチカ沢コースをたどってきたのですが、くたびれたので例によって詳細は後日ということで今日のネタはこのへんでおわります(おい)。

おぼえてろよ

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 きのうにひきつづき、打ち終わったプログラムネタ。今回もMファン88年12月号からです。
 記憶力ゲームというのも定番のプログラムでした。提示されるキャラクターなり音なりの順番を覚えて間違えないよう回答していくというもので、正答するたび覚える項目が増えていって、最後までついて行けたらコンピューターが降参してゲームクリア、というやつ。
 「サイモン」から「スペースチャンネル5」に至るまで、記憶力ゲームは古今東西さまざまなものが存在しますが、30年以上前のプログラミング入門や初心者向けゲームプログラム雑誌等でもよく見かけたものです。本作もそうした記憶力ゲームの一つであります。
 内容は定番中の定番、無難に遊べるゲームですが、「おぼえてろよ」という題名が特に秀逸です(おい)。