プログラムの入力は細々と、しかしながら毎日続けております。先日まで割と長いリストのプログラムが続いたので、今回は1画面プログラム、Mファン89年12月号掲載、YOSHIXさん作の「LOG&LOG」です。
ジャンルはむかしなつかしい「スキーゲーム」。「DOWNDOWN」等に代表される、障害物をよけながらスクロールする画面を上へ上へ、または下へ下へ進んでいくゲームです。
本作は丸太の橋を渡っていくという設定で、それが題名の由来。途中丸太が途切れているところはジャンプしてクリアしろというのが特徴で、操作性も悪くないのですが、まぁ、内容は他の「スキーゲーム」から大きく変わるわけでもありません。
しかしこのゲームはグラフィックがよいです。丸太のグラフィックはPCGを使ってそれらしく描かれ、主人公もジャンプすると影が表示されたりと、1画面でなかなか凝ったことをやってます。
その昔「グラフィックの善し悪しはゲーム性と関係ない」みたいな主張がありました。しかしそれはちがいます。似たような内容と操作性なら、グラフィックがよい方に越したことはありませんし、現にやってて楽しいのです。
その後も飲んでたけどな
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例によってお題と記事はあまり関係なく、その昔荒井がいた中学校の昼食は弁当持参で、牛乳(瓶入り)だけ支給されるという仕組みでした。
当然毎日けっこうな量の手つかずの牛乳が余るのですが、余ったぶんは集配所に集められ、飲みたい奴は自由に飲んでいいということになっていました。
それで荒井もたびたび余った牛乳を飲んでたものですが、ある日も牛乳を飲んでますと、フルーツのフレーバーが付いているのでおかしいなと思いつつ飲み干してみたら、底から噛んだフルーツガムが現れて*1、ウゲえとなったことがあったのでした。まぁ、塩素臭いのと同じくらいイヤな目に遭ったということで(泣)
山形の牛乳だと、やまべ牛乳がいちばん旨いですかねぇ。
*1:瓶入り牛乳だから一度開けてもなんとなくふたを閉めてフィルムをかけ直すことができたわけですよ
新・熊殺しウィリー
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そのむかし、獲物をまるまる一匹無駄なくさばいて食べきれる自信がなくて狩猟免許に手出しするのをやめたなんて話をしましたが、解体方法や加工方法、保存方法等々を学ぶ場も必要なんだろうなぁとは思います。
エキスポセンターでは今でもグッズを売ってるらしい
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とりあえず筑波の万博公園にはコスモ星丸分が足りないとおもいます(おい)。
山形では「樹氷家族」としてたいきくんが今でも活躍してますが、息の長いキャラクターを育てるというのはなかなかに労力がいることなんでしょうなぁ。
水晶山に登ってきた
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禿岳にひきつづき、水晶山にも登ってきました。水晶山は東根市猪野沢と天童市川原子の間にある里山です。標高は約668メートル。伏せたお椀の北側が急に切れ落ちたような山容が特徴で、遠くからでも一目でそれとわかります。
今回は天童側から登っていきます。件の山容を目印にしながらそれらしい道をたどると、大鳥居やゴルフ場を経て登山口に到着。中腹まで車道が整備されている上、駐車場も完備なので、とりつきは良好です。登山口には六角堂なる休憩所兼用の管理棟がありまして、四季折々の山の写真など展示されていました。登山道は地元の愛好会が管理しているらしく、こまめに手が入っているようです。
10時15分に登山開始。距離の割にコースタイムが1時間程度と長いので予想はしていましたが、道はなかなか急です。のっけから七曲がりと呼ばれるつづら折りが現れ、そのあとも急な上り坂が続きます。行程はほぼ全体が林の中。そのおかげか低山なのに涼しく、割にさわやかな印象です。
登山道は明瞭で、よく手入れが行き届いています。標識や樹木の説明板なども充実しています。ただし岩がちな地質ゆえ、路面に岩が覗いているところが多く、油断はなりません。見晴台を過ぎ、見るからに滑りやすそうな「滑石(なめらいし)」を越えれば、山頂まではあとひといき。程なく水晶山神社が見えてきます。
水晶山神社の裏手を少し登ったところ、奥の院裏の猫の額のような広場が山頂です。ここまで荒井の足で50分ほど。三角点と小さな標柱が立つ山頂からは、ツツジの茂み越しに面白山方面の展望が得られます。
ツツジの蜜が目当てなのか、でかい蜂のような虫が「ここは俺の縄張りだぜ」といったあんばいに飛び回っていたので、長居はせずに水晶山神社へとすっこんで来たのでありました。
山は役小角の開山と伝えられ、古くから修験道の霊山として栄えたようです。水晶山神社はもちろん、奥の院や直下にある岩窟「御室」などなど、周囲は信仰の様子を伝える史跡に恵まれています。
水晶山という名は水晶が採れたことに由来するのだとか。今でもよく探せば、岩に水晶が混じっているのが見つけられるのだそうです。
水晶山神社の前で米を炊いて昼飯にします。今回はギガパワーWGにメスティンという組み合わせ。ここしばらくの努力の甲斐あって、米自体はわりと旨く炊けたのですが、メスティンの底が黒焦げに。うちに帰ってから焦げ落としに苦労しました(泣)。
ギガパワーは火力が強い上一点に集中する仕様なので、ドラゴンフライとも勝手が違います。この組み合わせで米を炊くときは、強めの中火で立ち上げるくらいでちょうどよさそうです。
禿岳に登ってきた
というわけで先日禿岳に登ってきました。禿岳は最上町と宮城県大崎市の間にある奥羽山脈の一座です。そのすそのは荒井にはおなじみの花立峠につながってまして、峠同様大分水嶺。かつて皐月の頃に小国郷の若者たちがこの山に登ってその年の豊作を祈願したという山であり、そのならわしに従って、今でも田植えの時期に山開きを迎えます。前々から登りたいと思っていた山で、今回が念願の初挑戦です。
登山道はいくつかありますが、登るのはもちろん花立峠からのコースです。峠から延びる見慣れた砂利道が山への入り口で、そこを過ぎればもう見知らぬ世界。目の前にはブナ林が広がり、「1合目」の標柱が本格的な登山道の始まりを告げます。
砂利道のところまでは何度も出入りしているので、こんな砂利道が続いているんだろうかと勝手に想像していましたが、実際、登山道の大部分はブナ林です。
登山道はよく整備され幅も広く、歩きやすい部類ですが、もちろんロープ場や急な登りもいくつか存在します。5合目付近にさしかかると、泥でぬかるんだ急登が出現。滑ったり靴が泥んこにならないよう、慎重に登っていきます。
ぬかるみの原因は残雪で、下敷きになった木が道をふさいでます。全行程中、ここがいちばん大変でした。山は標高1261.7m*1。高い分、春の訪れも遅めです。
花立峠のコースは県境の大分水嶺をトレースするように開かれてまして、鬼首カルデラと向町カルデラの境目でもあります。奥羽山脈の切れ欠けた場所を登っていくわけですから、ここは風の通り道にもなっているのでしょう。風が吹くたびあたりのブナ林がざわざわと大きな音をたてます。
ところどころ痩せた尾根道も現れるので、足下にも注意しなければなりません。特に7合目から8合目のあたりは岩がちな痩せ尾根で、登山道一の難所となっています。
ただしこういうところは抜群に眺めのよい場所でもあります。峠には断崖の宝珠を取った呪いで命を落とした村人の伝説もあったりしますが、もしかするとこの風景に見とれて足を踏み外し、滑落死したというものかもしれません*2。
旧く花立峠は異形の棲まう峠とされていました。その正体はこの豊かな自然であり、地形であるのでしょう。
9合目にはお不動さんの祠が鎮座しています。不動明王は水と関わりのある仏です。禿岳がふもとの小国郷や鬼首を潤す水分の山として、古くから崇敬を集めただろうことがうかがえます。
そのとおり、お不動さんの先の登山道は大規模な残雪で覆われていました。道がわかりづらいばかりか、カルデラの底に向かった急斜面になっているので滑落が怖いです。靴底を雪に食い込ませるようなあんばいで足場を確保しながら慎重に進めば、山頂は目の前です。
かくて無事山頂に到着。休憩と記録時間込みで1時間45分ほどの歩きでした。峠からは460メートル強登ってきた計算。山頂には二等三角点とやけに立派な標柱が建ってます。360度の眺望が開けるという評判なのですが、あいにくの曇り模様でさっぱり見えないという有様(泣)。それでも山頂に陣取って昼餉のカップ麺や茶の用意などしていると日差しも出てきて、神室連峰や栗駒山がおぼろげに見えてきたのでありました。
この日は軽量化のために、火器はRSRストーブを選択。ただし山頂も絶えず風が吹き付けまして、アルコールストーブを使うにはあまりよくない条件です。そこでそこらに落ちていた石を積んで簡易風防をこしらえてやりました。我ながら涙ぐましい努力ですがわりと効果があったので、外でアルストを使うならこれもありです。
再び花立峠に戻ってきても所要時間は休憩等込みで約4時間。少々時間があったので、新庄の杢蔵山荘にも寄ってきました*3。去年は結局一度も杢蔵に登りませんでしたので、こちらも近々登りたいとおもいます。