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何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「特別編超難解版テセウス」

MSX話 打ち込み系 ゲーム関連

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 久々に打ち込みプログラムネタ。今回はログイン85年2月号に掲載された「特別編超難解版テセウス」です。


 「テセウス」はちょっとMSXに詳しい人なら誰もが知る名作です。アタリの「メジャーハボック」を下敷きとしたサイドビューアクションゲームで、発売はアスキー。ハードウェアスクロールがないMSXにおいて、PCG書き換えにより1ドット単位の全方位スムーズスクロールを実現しています。さらに驚くべきはこれが1984年というMSX発売の翌年、非常に早い時期に発売されたこと。この以前にも以後にも、MSX1でスムーズスクロールを実現したゲームがほとんど存在しないことを考えれば、空前絶後の存在です。さらにこの作品はゲームアーツの出世作「テグザー」の礎のひとつでもありまして、日本のゲーム業界に与えた影響は計り知れないものがあります。


 なにかと技術力の高さだけに注目されやすいですが、ゲーム自体も至って良質。主人公テセウスを操り、ジャンプを巧みに制御しながら迷宮を攻略する面白さも本作の肝であります。その「テセウス」をさらに難しくしたのがこの「超難解版」であります。クリアするにはシビアなジャンプ制御やタイミング取りが必要で、ちょっとやそっとではクリアできません。かくいう荒井も動作を確認しただけで、クリアするには到っていません(泣)。


 「テセウス」はもともと市販ソフトですが、「超難解版」は掲載リストとして公開されています。現在では信じられないことではありますが、80年代中頃までは、市販ソフトをリストとして誌上公開することはわりとよく見るものでありました。ゲームの規模がそれほど大きくなく、ちょっとがんばれば一人でも十分入力できる程度だからできたことかもしれません。